こんにちは、Noraです(^^)/
今日は、2022年8月から11月の間に実践した3ヶ月上達法2nd(セカンド)で、
実際に行った練習方法とスケッチブックの中身を大公開!の後編をお送りしたいと思います。
☆前編はこちらから。
【3ヶ月上達法 2nd】 実践したこと&スケッチブック大公開 前編
今回の記事では前編でご紹介した課題をある程度消化した後に、
個人的に必要と感じたポージング、服の陰影、男の子の練習、作品づくりの過程を公開していきます。
目次
新たに磨きたい!ポージングと服の陰影
前回私が特に苦手とする課題たちをこなしている最中に、新たに磨きたい課題が出てきました。
それがポージングと服の陰影。
どちらも描くのが難しい分野ですが、うだうだ悩んでいても始まらないので
さっそくさいとうなおき先生の動画といちあっぷの講座で勉強してみました。
さいとうなおき先生
【完全版】ポージングを上手く描く方法


ポージングを上手に描くコツを簡単にまとめると
どんなポーズにしたいのかをまず「言葉」で考え、
それをもとに「棒人間」を描き、そこに「肉付け」をしていく
という流れで描いていきます。
最初から人物そのままで描くより、このやり方で描くと確かに描きやすい!
これなら初心者の方でも取っ掛かりやすいと思います。
ポージングに限ったことではないのですが、さいとう先生の
「すべてのことを一度にしようとしてはダメ!」という言葉にギクッとしました(^^;
私の悪い癖だ…。
いちあっぷ
基本を知ろう!服のシワの描き方
服のシワを描くのは今でもとても苦手なのですが、
それと同時にシワの陰影を上手く描けない(塗れない)ことにも悩んでいました。
「シワの描き方だけじゃなくて、シワの陰影についても詳しく解説した講座ないかな~」
と探していたら、ありました!
いちあっぷさんのこちらの講座。


シワの描き方と同時に、そこに入る陰影についても解説されていて、
見つけた瞬間「これだ!」と直感し、すぐさまらくがき帳に描きうつしました。
ひとまず女性の胴体をモデルとした陰影ですが、
これひとつ勉強しておくだけでも応用が利くと思います。
そしてスカートの陰影を知ることができたのも嬉しかった!
まだまだ使いこなせていませんが、道が開けた気がします。
☆参考講座
いちあっぷ 基本を知ろう! 服のシワの描き方

「モデルになりたくて頑張る強気な女の子」がテーマ。
ポージングと服の陰影を勉強した後に描いてみたイラストです。
ところどころ自信のなさが出ていますが、
今見てもなかなか上手く描けている!
気がする(笑)。
頑張った甲斐がありました(*^^*)
【連作&2次創作】作品づくりの一部を大公開!
苦手とする課題たちをある程度消化して早1ヶ月が経とうとしていた頃。
ここからは連作に挑戦していました。
テーマは「ピースな女の子 (^^)v」
ひとまずピースしてる女の子を描けるようになろうと思い、それを踏まえて6枚ほど描いてみました。
ピースな女の子 第1弾

さいとうなおき先生の動画で、
「イラストを描くときに色を塗る前にいったん全部グレーに塗ると、
形の狂いを発見しやすくなる、全体のバランスがつかみやすくなる」
という解説があったのですが、
アナログでもいったんグレーに塗ると
形が明確化されてデッサンの狂いなどが目に見えてわかるようになります。
ちょっと手間はかかりますが、本番用の下書きを別紙にトレースして
色を塗る前にグレーで塗るのおすすめです!

もう少し細かめに描いてみたラフたち。
Y先生の要素を落とし込むのを忘れないように、
特に顔と手はもう一度学んだことを意識しつつ描いてみました。

本番として描いたイラストなんですが…なんだこの出来( ゚Д゚)
描けるようになったと思ったら、そうでもなかった…。
スケッチブックにもメモしていますが、
特に髪の毛が全っ然上手く塗れなくてとても戸惑ったのを覚えています。
ラフの方が可愛いじゃんってなったとき、すごーく落ち込みませんか…。
その時の私はまさにこの状態。スランプに陥ってしまったのです。
しかし、思い返せばまだY先生流の描き方をマスターしきれておらず、手に馴染んでなかったんだと思います。
勉強したのに思うように描けなくて悔しい思いに駆られ、描くことを投げ出してしまうかと思いきや、
先生の絵を横に置いて、何がいけなかったのかをひたすら見比べて分析してみました。
正直すごくつらかったのですが、なぜかこの時は
「ここでやめたらもう終わりだ!あきらめたくない!」という気持ちが強く、
その気持ちと勢いのままなんとか乗り切り、次の作品に取り掛かりました。
ピースな女の子 第2弾
描けないショックは大きかったですが、ここから奮闘が始まりました。
作品づくりといえど、もう少し気楽な気持ちで描いてみようと思い、次はらくがき感覚で描いてみました。

元気系とおとなしめの女の子にピースしてもらうとしたらこんなかんじかな~と、想像しながら描いたラフ。
この時点で腕を前に突き出すポーズが難しいと感じていたので、資料を見て描いています。
あと、配色にも少し気をつけてみました。
全然活かせてないけど(笑)。

こちらが本番用に描いた絵。
最初に描いたのよりだいぶ改善されたと思いますが、やっぱりまだ慣れてない。
お手本と見比べて、発見したことやここを磨きたいなと思ったところは、全部赤ペンでメモしています。

お手本と見比べたあと、今の自分が練習すべき課題を2、3つほど選んで練習。
実はこのひと手間の過程がものすごく大事じゃないか!と気がついた٩( ''ω'' )و
ピースな女の子 第3弾

ピースな女の子第3弾です。
だいぶ作品を作る手順が掴めてきたので、
大ラフ、ラフ、カラーラフと全部1ページにまとめて描いています。

こちらが本番用に描いてみた作品。
特に左の女の子の髪の毛、すごく上手く塗れて驚いたと同時にとても嬉しかった!!
ここでようやくY先生の塗りに近づけた気がしたのです。
「ほんとに私が描いたんだよね…!?」と自分で自分を疑いたくなった1枚でした(笑)。
お見せした作品は1次創作だけですが、この合間にデジモンの2次創作もしていました。
この頃は2次創作のためと、女の子がある程度描けるようになってきたので、
子どもの描き方も練習し始めました。
Y先生の描く子どもを模写して、見比べて観察しながらメモして、
自分で実際に描いて練習して、その後作品を描いたのですが…
お見せできるレベルではないので掲載しません(笑)。
男の子の描き方も研究してみた

女の子の描き方に少し自信がついてきたところで、
「そろそろ男の子も描けるようになりたいな~」
と思い始めたので、まずは作品づくりから始めてみました。
女の子ほど描いた回数が少なく、絶対上手く描けないことは確信していたのですが、
Y先生のようにかっこいい男の子を描けるようになりたい一心で頑張りました。

「放課後にアイスを買い食いして、振り向きざまに撮られた高校生男子」。
いろいろと資料を集めながら描いてみましたが、けっこう気に入ってます。
でもやっぱりまだ不安定なところ多し。
描き終わった後はY先生の描くかっこいい男の子とひたすら見比べて
何が自分に足りていないのかを考えながら、しっかりメモしていきました。
描き方ひとつで、女の子との差を演出できる

右下のらくがきは気にしないで下さい。
まず行ったのは、男の子の顔パーツの研究。
何はともあれ、キャラクターにとっては顔が一番大事な部分です。
女の子との違いをわかりやすく表現するためにも、
先生の描く男の子の顔パーツをじっくり観察して自分なりに分析してみました。

顔パーツ研究後に描いてみた男の子2人。
ポイントを意識しながら描いてみると、意外と描けて自分でも驚きました。
男の子でも、髪の毛の壁にぶつかりました。
女の子と同様に、男の子の髪の毛も描くの難しい…!
女の子と違って短髪のキャラクターが多いし、
ツンツンヘアなんてどうすれば違和感なく描けるのか、この時は全然わからず
「こんな感じかな~?」と半分勘で描いていました。
こればっかりはいろんな資料を見つつ、自分で試行錯誤しながら描いて磨いていくしかないですね(-_-;)

作品づくり後の練習。
顔パーツはまあ大丈夫かなと思ったので、とにかく髪の毛の練習に集中しました。
先生の絵を4枚ほど模写しつつ、
「もしかしたら、こうやって描いているのかも!」と観察しながらメモ。
その後に自分でも上記の4つの髪型の男の子を描いてみました。
これでもだいぶマシになったかと思います。

手の練習も少々。
手の甲に筋があるとより男性らしくなり、ゴツゴツ感を際立たせるためには
指先や手首などを細目に描いて、メリハリを出すといい感じの手になる気がします。
ここで先生の漫画本を見ながら気がついたのですが、
男性の場合は手の甲を見せるポーズが多いのでは?ということを発見しました。

今までで一番まともに描けた男の子。
描いた当時は「これ、ほんとに私が描いたのっ!?」と疑ってしまうくらい、自分でも驚いた出来です。
至らない点は多々あるにしても、ここまで上手く描けたと思えたのはこれが初めてでした。

作品づくり後にY先生の絵と見比べて髪の毛、手等をあらためて練習。
ここでようやく髪の毛を描くコツを掴み始めたようです。
男らしい身体を描けるように頑張ります…。

その後は「男性雑誌のモデルさん」をテーマに、
タイプの違う男性キャラを描いてみたんですが…
全身図となるとまだまだ描けない(T_T)
今後の課題は老若男女問わず、人間の全身を入れたポーズをたくさん描けるようになることですね。
「描きたくないとき」も「描けないとき」も、休んでいいんだよ

男の子の研究もひと段落し、あとはひたすらポーズの研究や、
個々で足りない部分を練習したり、作品を描くことに費やしていました。

いろいろなポーズを白はげ&グレーで描いていた頃。
しかし、あと少しで上達法も終わるという頃、私生活にちょっと事件が起こり
2週間ほど絵を描くことができなくなってしまいました。
体調面というより精神的に参っていたので、なかなかペンを取る気になれず、
2次創作の小さいらくがきを1枚描くくらいしかしていませんでした。
でも、描く気になれないときは、無理に描かなくてもいいのではないかと思います。
そんな気持ちで描いても全然楽しくないですし、
確かに少しでも休んでしまうとまた描けなくなる…という不安に襲われます。
実際久しぶりにペンを取ると手がなまってしまって、思うように描けないことがありますが、
リハビリを兼ねてクロッキーやらくがきを繰り返していれば、描く感覚は戻ってきてくれます。
何事もそうですが、人間身体が一番大事な資本です。
描く気になれないと思ったときは、まず自分の体調面や心の声に耳を傾けて、
休みたいときは「それでいいんだよ」「休んでも大丈夫だよ」
と、自分をしっかり労わってあげることを優先してください。


なんとか感覚を取り戻しつつ、上達法の終わりに描いた絵。
本当は全身図を描くべきだったんですが、まだそこまで回復していなかったので
バストアップで手のポーズを入れた絵を描きました。

でも最初の頃に比べるとY先生の絵に近づけた気がする…(*''ω''*)
これでも成長できたので良しとします!
これからも課題との戦いは続く…!
以上が、Y先生ver.の3ヶ月上達法で実践した練習と作品たちでした。
今回もすべて計画通りにできたというわけではありませんが、
ハウツーばかり追いかけていた頃よりも、
自分の力で描いている感覚や、成長できたなと自分を褒めてあげたくなることが多くあり、
何よりも、つらい・苦しい思いに苛まれながらも、
「絵を描いていて楽しい♪」という気持ちが常に自分の中にあった気がします。
長い目で見れば小さな過程かもしれませんが、またひとつ成長できて嬉しい(*^^*)
ここで満足して終わらず、次は「様々な手の表情」「全身を入れたポーズ」「背景・空気感・世界観」…などなど磨きたい分野はたくさんあるので、
これからも一歩一歩、地道に頑張っていきたいと思います!٩( ''ω'' )و
それでは、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。