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こんにちは、Noraです(^^)/
今日は、「画材との相性」について、お話したいと思います。
絵を描いている時に「なんかこの画材、自分に合わないな~…」と思ったこと、
逆に「この画材、すごい使いやすい!」と感動したことはありませんか?
画材や道具との相性は、絵を描く上でとっても大切です。
画材ひとつで絵が描きやすくなったり新しい発見をしたり、
時には、自分の描きたい方向性を見つけたりすることもできます。
実際に使ってみることで、自分がどんな画材と相性がいいのかわかってくるわけですが、
合わないと思った画材は、いったん使うのをやめて潔く切り替えることも大事だと思います。
というのも、私は一度使い始めた画材はコツを得るまで、使い続けるべきだ!
という、謎の縛りを自分に課していたという失敗談があるからです。
「仕方ないから…」の理由で使っていたボールペン
私は現在、絵に色を付ける時は主にコピックを愛用しています。
マーカーで色を塗るのは、あまり得意ではなかったのですが、
中学生の時にコピックのブラシニブで色を塗ってみたところ、
とっても塗りやすく、これなら私でも使える!と思えたのです。
しかし、コピックを始めとする画材の難点は、とにかく値段が高いこと。
今は昔に比べて、100均で買える画材が増えたり、
Ohuhuやルプルームなど安価で高品質な画材も増えてきていますが、
そういうことを知らなかった時期は、絵に色を付ける時に、
こちらのサラサクリップのカラーボールペンを使っていました。
理由は、単に「これしかなかったから」。
大人になりもう一度絵を描き始めた当初、私の手元にあって手軽に色を付けられる画材は、
このカラーボールペンしかありませんでした。
本当はコピックで色を付けたいと思っていたのですが、手に入れようにも、経済的余裕がまだなかったので、
半分「仕方なく」という思いで、ハッチングで色を付けて使っていました。
ハッチング…鉛筆やペンなどで、細かく線を引いて重ねて描く絵画技法。
最初は、字を書くだけだったボールペンで色を付けるのに新鮮さを感じ、
「意外とボールペンでも塗れるかも!」と思っていたのですが、
使い続けるうちに、
「ハッチングは嫌いじゃないけど、自分の思い描いてる表現はできないな…」
という、物足りなさを感じるようになりました。
思い切って、切り替えてみた結果
創作をしながら、Twitterやpixivでたくさんの絵描きさんの作品を見ていくうちに、
「中学生の頃のように、コピックで絵を描きたい」という思いが強くなり始めてもいましたが、
頑固な私は、
「まだ使い始めたばかりだし、続けていれば何かコツが習得できるかもしれない」
と、しばらくの間は、使い心地に違和感を感じながらも、カラーボールペンを使い続けていました。
私の真面目で頑固な性格が、悪い方向に向いてしまってますね…(^^;)
ついに、コピックチャオのセットを購入!
ですが、使い続けても特に、これといった表現方法もあまり身につかず、
コピックを使いたい衝動が、ついにピークに達してきた頃、
ようやく経済的余裕もうまれ、行きつけの画材店でセールをやっていたことが引き金となって、
思い切ってコピックチャオの72色セットA・Bを購入しました!
コピックチャオのセットは、2020年にリニューアルされました。
ご紹介しているのセットは、現在公式サイトでは購入できないので、ご注意ください。
中学生の時以来コピックには触れていなかったので、久しぶりにコピックを手にして胸が躍りました。
さっそく、スケッチブックに描いた落書きに色を塗りましたが、
久々のコピックということもあって、まだ塗り慣れていない感は否めないものの、
ボールペンの時とは明らかに違う、使い心地の良さを実感しました。
「これだ…!」という、歯車がカチッと噛み合ったような感覚です。
私にとって、ブラシタイプのマーカーは塗りやすい他に、
「これでもっと表現方法を身につけたい!」という意欲も搔き立ててくれたのです。
まずは、「使ってみたい」ものから使ってみよう
「まだ慣れていないだけで、そのうちきっと何かいい表現方法が見つかるかもしれない…」
と思いながら、4ヶ月くらいボールペンで絵を描いていましたが、結局何も身につきませんでした。
自分で言うのも何なんですが、真面目な人であればあるほど、
自分に必要のない縛りを設けて、がんじがらめになってしまうことが多いように思います。
私もどちらかというと真面目な性格だと言われやすいのですが、
そこに融通の利かなさがプラスされてしまい、ずいぶん無駄なことをしてきました。
無理して使いづらいと感じているものを使っていても、結局無駄なことの方が多くなってしまいますし、
下手に自分に制約を設けてしまうと、最悪の場合
モチベーションがだだ下がりになって、絵を描きたい気持ちがなくなってしまう場合もあります。
画材を使っていて少しでも違和感を感じたら、いったん使うのをやめて、別の画材を試す方がいいかもしれませんね。
まとめ
もちろん、絵を描く時にボールペンを使うのが悪い、というわけではありません。
たまたま私がボールペンとの相性が合わなかっただけで、
絵描きさんの中には、カラーボールペンで色を付けることに長けている方や、
ボールペンを使って描いたとは思えない表現方法を持っている方も、いらっしゃると思います。
相性のいい画材は人によって違うので、自分で実際に使いながら探すしかありません。
それに、その時は相性が悪かったと思っても、時間を置いて再度試してみたら、
新しい発見や意外な使い方を見つけた!なんていう可能性だってあります。
- まずは自分が使ってみたい、試してみたいと思った画材を実際に使ってみる
- もし「…なんかちょっと違うな…」と思ったら、
いったん使うのをやめて、他の画材を試してみる - 使い心地に違和感を感じた画材は、時間を置いてからもう一度試してみる
こういった試行錯誤を繰り返していくことで、自分に合った画材と出合えるのではないかと思います。
ぜひ、ご自分に合った画材探しを楽しんでみて下さい!(^^)
それでは、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。