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【100日千点デッサン】 課題発見もアイディアストックもできる、イラスト上達方法

2021年1月28日

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こんにちは、Noraです(^^)/

今日は、私が大学生の時に実践した100日千点デッサンについて、お話したいと思います。


この方法を試したことで、私は自分の絵の弱点や課題点を、自分なりに発見することができました

また100日間ずっと描き続けたおかげで、アイディアのストックも、いつのまにか出来上がっていて一石二鳥!

(しかし、プチ悲劇もあった…)


最初は正直、千枚も絵なんて描けるわけない…と、消極的な気持ち半分くらいあってのスタートでしたが、

特に大きく制約を設けず自分の思うまま、手の動くままに毎日10点ずつ描くことをしていった結果、

あっという間に千点描き上げることができました。


今でもこの方法を応用したり、少しアレンジを加えて、絵を練習するときや創作に行き詰まった時に使っています。


ひとまず、絵のアイディアをストックしたい!

自分の描きたい絵の方向性がわからない!

という方には、ぜひ一度試してみてほしい方法です。

好奇心に駆られて挑戦しちゃいました

私は大学生の時に油彩画を勉強していましたが、担当教授と馬が合わず、

授業を真面目に受けることは、ほとんどありませんでした。


しかし、そんな不真面目な中でも「絵を描く」こと自体は好きだったので、

授業と全く関係ないことは、たくさんやったつもりです。

そのひとつが100日千点デッサンでした。


きっかけは、学校の図書館で見つけて読んだこちらの本です。

絵は誰でも描ける

作者:谷川晃一
出版社:NHK出版社 生活人新書


こちらの本の著者である谷川さんが、100日間で千点のデッサンを描き上げるということに挑戦したことを書かれており、


「わたしも千点描いてみたい!…でも、本当に千点なんて、描けるものなのかな~…」


などと思いつつ、好奇心に駆られてやってみましたが、結果的に挑戦して良かったと思っています

描きたいものを描きたいだけ描く、単純ルール

100日千点デッサンを実践する際、私は自分でいくつかのルールを設けました。

  • とにかく、自分の描きたいものを片っ端から描いていく。
  • 構図、モノのバランスなどは一切気にしない。
  • 1日最低10点は描くけど、それ以上描いてももちろんOK。


私の場合、「自分の描きたいように描く」ということを前提にして、

人物だったり風景だったり静物、動物、

終いには読んだ本に「こんな感じの挿絵を入れたい!」「あの映画の一場面を描きたい!」というものまで、


とにかく自分が描きたいと思うものを、片っ端から描いていきました


構図とかモチーフのバランスとか、そんなものは二の次で、とにかく毎日10点ずつ描く。

途中でモチーフが被ってしまったり、似たような絵もたくさんありましたが、お構いなし。

ひたすら描く、の繰り返しです。

大学時代に描いた100日千点デッサンの一部。

正直、デッサンというよりも、ただの落書きでしたね(笑)


始める前は、

「千点なんて絶対無理、そもそも100点すら、いかないかも…」

なんて、恐る恐る思いながら描いていましたが、やってみると、あら不思議!


描きたいものが次から次へと出てきて、手が止まりませんでした。


おそらく当時はたくさん本を読んだり、いろんなものに触れて新鮮だったりで、

知らない間に自分の中に、たくさんの絵の種がストックされていたのかもしれません。

描きためたデッサン(落書き)がもたらしたもの

無事に100日間千点のデッサン(落書き)を描き終えて、あらためて描きためたものを見てみると…

「…あれ?私って人物を描く時、顔から上半身しか描いてない。全身を描いた絵が全然ない!」

「風景だと、空や海、緑のものばかり描いてるな~」

「奥行きや、立体感のある絵があまりないな…」

…といった感じに、自分の弱点や好み、描きたい絵の方向性を、目で確かめることができたのです。


頭の中で思い描いてることと、紙に描き出したものが違う!というのはよくあることですが、

実際に紙に描き出してみて、

自分が描きたいと思うもの=理想と、自分が描ける分野=現実は

必ずしも一致しているわけではない、ということも発見できました。


正直この結果には驚きましたし、達成感とともに、自分の新たな一面を発見できて単純に嬉しかったです。


特に制約を設けずあまり深く考えず、教授に横やりを入れられることもなく、

自由気ままに描けたことも、よかったと思います。


「こうしなきゃ、ああしなきゃ」という縛りを作ってしまうと、すぐに挫折しそうな気がしたので、

あくまで緩い気持ちでスタートしたのが、かえってよかったのかもしれません。

当時観た映画「ジャンヌ・ダルク」に触発されて描いたデッサン。

「紙なら何でもいいや!」→「クロッキー帳の方が便利かも?」

100日千点デッサンをやるあたり、貧乏性大学生だった当時は、主にコピー用紙やプリントの裏に描いていましたが、

今はクロッキー帳や自由帳、罫線ノートに描くようにしています。


実はコピー用紙に描いた当時の千点デッサンの何点かを、

間違って捨ててしまったり、

「同じような描き方してるし、まあいいか」と思って処分してしまったことがあるのですが、

またここでも、おバカなことをしてしまったと、後悔しています…。

☆私がしてしまったおバカな行動の詳細はこちら
 【お絵描きについて】波乱万丈!?Noraのお絵描き人生

ズボラな性格の私は、「紙に描くなら何でもいいや」と、安易な気持ちでコピー用紙に描き始めたのですが、

やはり千枚もの紙があると、バラバラになったり嵩張ってしまったりで、管理が面倒になってしまいます。

(そして案の定面倒になった(笑)。)


せっかく描きためてきたアイディアたちを、誤って捨ててしまっては元も子もありません


今はクロッキー帳を始め、スケッチブックや自由帳、表紙につられて買ってしまった罫線ノートに描いています。


特にマルマンのクロッキー帳は、安価なのに質が良く、枚数も100枚ぴったりなので、

100日千点デッサンを実践したり、アイディアを描きためたりするのには、もってこいだと思うのでおすすめです。

マルマンのクロッキー帳 SサイズとⅯサイズ。


時々コピー用紙に描くこともしていますが、今度は無くしたり捨てたりしないように、

描いたらスケッチブックに貼りつける、あるいはファイルに入れておくなどして、きちんと管理しています。

クロッキー帳もコピー用紙も、用途に合わせて使っていますが、個人的にはクロッキー帳がおすすめです。

破いたりしない限り、紙がバラバラにならないところが、一番いいですね(笑)。

「質より量」「量より質」つまりどっちも磨きたい!

今はさすがに、千点ものデッサン (落書き) をするのはちょっと無理があるので、

絵の練習をする時は、少なくて50点、多くても100点くらいに絞って描くようにしています。


千点から100点に絞った代わりに、今度はラフでも下描きでも、もう少し完成度を上げて描くように心がけています


いつまでも「落書きだけを量産すること」を優先していると、完成度が低いままのような気がするので、

慣れてきたところで「量より質」、ラフや下描きも、ある程度クオリティを出せるように描いています。


大学生の時に始めた当初は、「量をこなすことが大事」と思っていましたが、

今は「量をこなした次は、質が大事」だと実感でき、結果的に両方磨こうという気持ちになれました。

まとめ 実践するなら「自分のできる範囲」から。

もしこの記事を読んで、100日千点デッサンをやってみよう!と思った方は、

まずは自分のできる範囲から試してみて下さい


絵は誰かに強制されて始めたり、

「こうしなきゃだめ!」というような、縛りを設けてやるものではないと、個人的に思います。


自分のできそうな範囲からやってみること、

何より「自分自身が楽しんで描くこと」がいちばん大切だと思うからです。


絵を描く方はもちろん、クリエイターの方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。



それでは、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。