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こんにちは、Noraです(^^)/
今日は、「OhuhuのOahu (細字タイプ) とHonolulu (筆タイプ) の全320色セットを比較してみた!」
という検証結果をご紹介します。
ニブやマーカーの見た目に違いがあるのは、言わずもがななので、
今回は主に、全320色の色見本とカラーチャート、インクの色味等の違いはあるのかを検証していきましたが、
ひと言で言うと、「入っている色が微妙に違う」という結果になりました。
けっこう面白い比較だったので、細字タイプと筆タイプ、どちらを購入するか悩んだ際の参考になれば嬉しいです。
収納バッグとマーカーの違いを比較
まずは、収納ポーチとマーカーの見た目の違いを、さっくりとご紹介します。
収納バッグの大きさの違い
Honolulu (筆タイプ) の方が、ひとまわり大きめです。
そもそもマーカーの見た目からして違うので、収納バッグの大きさが若干異なるのもうなずけます。
上から見た図の方がわかりやすいかな。
バッグの丈夫さはどちらも同じなので、乱暴に扱わない限り壊れることはないと思います。
マーカーの見た目&ニブの違い
上のOahu (細字タイプ) は楕円、下のHonolulu (筆タイプ) は円柱の形です。
どちらもいい感じに手にフィットするので、持ちにくいということはありません。
ニブの違いは、片方がファイン (細字) もしくはブラシ (筆) で、
片方はブロードニブ (太字) というのは同じです。
描き心地は、どちらもインクが掠れたりせず、きれいに発色してくれます。
グラデーションはもちろんのこと、ぼかしやにじみもしやすい品質です。
色見本の違い
今回の目玉である、色見本の違いのご紹介です。
「同じ320色セットなのだから、入っている色も当然同じだろう」と思っていましたが、
調べてみると微妙に、入っている色・入っていない色の違いがありました。
まずは、全色揃った状態での比較。
※色数が多いので、色記号と色番号は省略しています。
お使いのデバイスによって、色味が多少異なります。
ご了承ください m(__)m
パッと見た感じではどちらも鮮やかな色味で、入っている色も同じように見えます。
これだけだと、違いがあまりわからないので、色ごとのカラーチャートの比較表を作ってみました。
色ごとに比較してみた結果
Honoluluシリーズは、色記号がOahuより細かく分類されていますが、
それぞれ似た色味と一緒にまとめています。
Y Yellow (黄色)
色数は、Honoluluの方が10色多め。
見た目的にオレンジでしょ!と思うような色も入っています。
対して、Oahuは落ち着いた色味の黄色が多めです。
- Honolulu (筆):
色数が多く、オレンジ・茶系の色も入っている。 - Oahu (細字):
落ち着いた色味が多い。
YR Yellow Red (橙黄)
どちらも色数は18色のYR。
ですが、こうやって見比べてみると、
Honoluluは彩度が低めの色があり、Oahuは全体的に明るい印象があります。
- Honolulu (筆):
彩度が低めの色が多い。 - Oahu (細字):
全体的に明るい印象の色味。
R Red (赤)
RもHonoluluの方が色数多めで、明らかに紫だ!と感じる色がいくつか入っています。
Oahuはくすんだ赤が多いかな。
スキンカラーとして使える色味は、どちらのセットも似た色味です。
- Honolulu (筆):
色数が多く、紫やピンク味の色も入っている。 - Oahu (細字):
くすんだ赤が多い。
RV Red Violet (赤紫)
赤紫というより、ピンク系の色が多いRV。
個人的に、どちらのセットも可愛い色味で好き。
HonoluluのRPは、濃いピンクに分類されると思うので、こちらにまとめました。
Oahuはピンク色と赤紫の2種類が入っているように思います。
- Honolulu (筆):
濃いめのピンクが多い。 - Oahu (細字):
ピンクと赤紫がまとめられている。
V Violet (紫)
紫の色名を細かく分けると、
「Violet バイオレット=青紫」、「Purple パープル=赤紫」で分けられますが、
日本語ではどちらもひっくるめて「紫」と呼ばれているそうです。
Honoluluの P (purple) は、悩んだ末こちらに分類しました。
どちらのセットも使いやすそうな色ばかりですが、
Oahuの方が、より青みがかった紫の色が多い気がします。
- Honolulu (筆):
青・赤、両方の紫がバランスよく入っている。 - Oahu (細字):
青紫の方が多い印象。
B Blue (青)
Honoluluの「 PB Prussian Blue プルシャンブルー =紺青」も、こちらのグループに入れました。
薄めの青がB、濃いめの青がPBで分かれている印象です。
Oahuは薄い青も濃い青もまとめて、Bとして分類されている感じです。
色味的には、どちらも似てるかなと思います。
- Honolulu (筆):
薄めの青、濃い青で分かれている。 - Oahu (細字):
薄い青、濃い青のバランスがいい。
G Green (緑)
Honoluluの「GY Green Yellow (黄緑)」と「BG Blue Green (青緑)」も一緒にまとめました。
色数は圧倒的にHonoluluの方が多くなりますが、Oahuにも黄緑や青緑が何色か入っています。
- Honolulu (筆):
色数が圧倒的に多い。 - Oahu (細字):
彩度が高めの色が多い。
Ohuhuのマーカーのセットの特徴として、「緑系の色が多い」というのがあげられますが、確かにどちらのセットも緑が多い印象です。
E Earth (茶)
HonoluluのBRはブラウンのことですが、色味的にアースカラーと似ているので、こちらに分類しました。
アースカラーとは、「地球の大地や植物などの、自然を彷彿とさせる色を指す言葉」だそうです。
この色は、Oahuの方が多めの色数になっています。
- Honolulu (筆):
落ち着いた色味の茶色が多い。 - Oahu (細字):
色数が多く、濃いめの茶色が多い。
FY Fluorescent color (蛍光色)
蛍光色は、Honoluluが4色、Oahuが5色。
違いは、FY040番の有無です。
Honoluluには、RPの派手めピンクが2色入っているので、あえて蛍光色のピンクは入れなかったのかも?
- Honolulu (筆):
4色。FY040 ピンクなし。 - Oahu (細字):
5色。FY040 ピンクあり。
CG Neutral Gray (ニュートラルグレイ)
Honoluluでは、NGと表記されている色もありますが、同じニュートラルグレーです。
色数はOahuの方が多めですが、どちらのセットもグラデーションを作りやすい色合いになっています。
- Honolulu (筆):
色数が少なくシンプル。 - Oahu (細字):
色数が多く、細かいグラデーションができそう。
WG Warm Gray (ウォームグレイ)
暖かさを感じさせるウォームグレー。
色数は同じですが、色味が全然違います。
- Honolulu (筆):
くすんだ色味が多い。 - Oahu (細字):
薄い、濃いで分かれている印象。
BG Cool Gray (クールグレイ)
冷たさを感じさせるクールグレー。
Honoluluシリーズは、Deep Cool Gray (BG060のみ)、Cool Gray2 (CGⅡ)と
細かく分けられていますが、同じクールグレーとしてまとめました。
色的には、どちらも似たような感じです。
- Honolulu (筆):
色が細かく分けられている。 - Oahu (細字):
薄い、濃いで分けられている。
MG Blue Gray (青みグレー)
青みがかったグレー。色数は同じです。
Honoluluの BGⅡは Blue Gray2と表記されていますが、MGと一緒でも問題ないかと思いまとめました。
こちらもクールグレーと同様、どちらもほぼ同じ色味です。
- Honolulu (筆):
色が細かく分けられている。 - Oahu (細字):
薄い、濃いで分けられている。
GG Green Gray (緑グレー)
緑みがかったグレー。Honoluluの方が色数多め。
よく見ると、Honoluluの GG1、3、5、9と、Oahuの GG4色は同じ色味に見えます。
- Honolulu (筆):
色数が多い。 - Oahu (細字):
色数は4色と少なめ。
RG Red Gray (赤みグレー)
赤みがかったグレー。
RG110番の色がOahuにないというだけで、あとの5色はほぼ同じに見えます。
- Honolulu (筆):
色数が6色。 - Oahu (細字):
色数が5色。
YG Yellow Gray (黄みグレー)
黄色がかったグレー。この色数の差は一目瞭然。
Honoluluは2色のみに対し、Oahuは淡~濃までひととおり揃っています。
そのかわり、Honoluluはアースカラーに黄みがかった色が入っているので、それでバランスとってるのかな?
- Honolulu (筆):
2色のみ。 - Oahu (細字):
濃淡ひととおり揃っている色味。
120番 Black (黒) &0番 colorless blender (カラーレスブレンダー)
120番が黒、0番がカラーレスブレンダーというのは、どちらのセットでも共通です。
しっかり発色してくれる黒と、
ぼかし、にじみ、白抜きなどに大活躍のカラーレスブレンダーが入っているのは嬉しい\(^o^)/
ちなみに、Ohuhuのマーカーのセットには必ず0番が入っていますが、
色として含まれていないので、名称は320色セットですが実質321本セットになっています。
OahuとHonoluluの違い まとめ
個人的にですが、2つのシリーズの違いをまとめてみました。
Oahu シリーズ (細字タイプ) の特徴
- ファインニブ (細字) とブロードニブ (太字)。
- どちらかというと、落ち着いた色味のものが多い。
- 色記号は大まかに分類されている。
Honolulu シリーズ(筆タイプ) の特徴
- ブラシニブ (筆)とブロードニブ (太字)。
- 薄い色や明るく派手めの色が多い。
- 色記号が細かく分類されている。
あくまで私自身が感じたそれぞれの特徴ですので、この記事を読んで、さらに違う発見をされた方もいるかもしれませんが、
大体こんな感じかなと思います。
共通項目としては、
- インクの質が良く、細字・筆、どちらのニブでも塗りやすい。
- 鮮やかな色が多いので、パキっとしたイラストになる。
- 重い!(笑)。持ち運びは、好きな色を数色選んでペンケースなどに入れて運ぶのがおすすめ。
といったところでしょうか。
まとめ
私個人でおすすめしたいのは、Honoluluシリーズ (筆タイプ) です。
コピックの購入がまだ難しい場合、代わりとして使うことができますし、塗っていて断然楽しいのは筆タイプ♪(≧▽≦)
もちろん細字タイプのマーカーも、文字を書いたり、細かいモチーフなどを塗るのに適していますし、
どちらのシリーズも、本番のイラストやスケッチの着色に使ったり、色塗りの練習として使うには申し分のない品質です。
気になった方は、ご自分の目的に合わせて、ぜひOhuhuのマーカーを購入してみて下さい\(^o^)/
Oahu (細字タイプ)
Honolulu (筆タイプ)
それでは、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。