こんにちは、Noraです(^^)/
今日は、私が「3ヶ月上達法で描いた作品たちのメイキング」をご紹介したいと思います。
3ヶ月の間で準備段階のものも含めると、合計14枚のイラストを描きあげました。
全部一気に紹介するとものすごく長くなってしまうので、
今回の記事では準備段階の絵と6巡目までの計7枚を、
後半では7巡目から最終絵までの7枚をそれぞれご紹介していきたいと思います。
なお、今回の作品づくりの際には必ずさいとうなおき先生の
『【完全解説】作業工程を●●すれば絵は確実に完成する 』を参考に、
作業を細分化しながら作品をつくっていきました。
しっかり段階を踏んで制作したおかげか、自己流で作品を描いていた時よりもスムーズに描けた気がしますし、
順を追って描くと後々の作業はリラックスした状態で臨めます。
細分化すると描きやすくなるしメリットがたくさんあるのでおすすめです!
準備段階 「見返すの恥ずかしい!=成長してる!」ということで(笑)
上達法に入る前に描いた、準備段階の本気絵。
これはこれで上手く描けたかなと描いた当時は思っていましたが、
今見るといろいろ物足りない…。
しかも構図は一番避けた方が良いといわれるド正面顔。
背景も真っ白過ぎてなんだかもの悲しくなりますね…。
1巡目 鋭く射抜くような目を描く
1巡目は目を研究した後ということもあり、全身イラストではなく射抜くような目を描くことにしました。
1巡目の案出しスケッチブック
大ラフはシャープペンでかなりざっくり描き、
「こんな感じにしたい!」というのが浮かんできたら忘れないうちにメモしておきます。
ラフの段階で付け足したい要素が出てきたので、赤ペンでメモしています。
ここでも、あえて苦手な角度で描いてみようと挑戦してみました。
カラーラフの色付けはコピックで付けました。
何色を使ったかもしっかりメモしておきます!
最初に描いた絵のサイズ等が違うので比較するのも変ですがf(^^;
3日間かけて目の描き方を研究したおかげで、ちょっと自信がついてきました。
本当は描いている過程の写真も撮っていたのですが、
間違ってデータを全部削除してしまいました…。
(しかもこの後も同じ過ちを何度か繰り返す始末)。
2巡目 知識をつけて描くとこんなに描きやすくなる!と実感
目、鼻、口、と顔の脇役パーツを研究した後の2巡目。
今までなんとなくな感覚で描いていた時と、知識をつけてから描くのでは意識が変わった気がします。
2巡目の案出しスケッチブック
色に関してですが私の場合は趣味で絵を描いているので、
カラーラフの時点でかっちり決めるというより、だいたいこんな感じの色味にしようと緩く決めています。
仕事ならデジタルと違ってやり直しがきかないぶん、しっかり色決めをしておいた方がいいですが、
あくまで趣味の範囲ならインクをぶちまけたなどの大きな失敗でない限り、
小さな失敗を作品の味へと変貌させることができるのも、アナログの醍醐味だと思います。
2巡目はカラーラフ後に変更してしまった点もありますが、以前よりなんだか色に深みが出てきた気がします…!
ちょっぴり成長を感じた瞬間(*^^*)
しかし成長したなと感じたぶんお手本と比べて
衣装センス、髪の毛の描き方・塗り方、背景の工夫、手の描き方、陰影のつけ方…などなど、
至らない点をたくさん突きつけられて正直つらかった…(´;ω;`)
今回は作品作り過程の写真を載せるぞ!と思っていたんですが、
色塗りが終わるまで写真を撮ること自体忘れてました…。
3巡目 振り返ると「必要な我慢の時」だったのかも…?
最初に言っておきます。
3巡目のイラスト制作、本気を出さずに手を抜いてしまいました…m(__)m
3巡目の案出しスケッチブック
いろいろ言い訳すると、1つ1つ課題をこなして新しい知識がついていくのはいいんですが、
苦手な箇所もそれに比例して増えていき終わりが見えなくなりそうで不安になったり、
1つと言わず複数の課題を同時に練習した方が早いかも!という思いに駆られるも、
それではじっくり観察して発見することができないと思いとどまる自分もいたり、
パーツを研究するにしても密かに「本当にこのやり方で合ってるのかな…」と悶々としていたんです。
あれだけ「3ヶ月上達法を絶対乗り越えるぞ!」と決心したのに、3巡目にしてもう揺らぎ始めてしまった…(;´・ω・)
そんな気持ちを抱えながら制作をしてしまったので、結果的に手を抜いた作品になってしまいました…。
ちょっとだけ「絵から離れる期間」を作りました。
この作品を描いた後は、気分転換を兼ねてちょっとだけ絵から離れました。
読みたかった本を読んだり、YouTubeを観たり、素直に寝たり…
とにかくいったん気持ちをリフレッシュさせたのです。
そのおかげか揺らいでいた気持ちに整理がつき
「やっぱり3ヶ月上達法を乗り越えたい!もっと絵が上手くなりたい!」
と思い直してまた頑張れそうな気がしました。
そういえば前に挑戦して挫折した時も確か3巡目の時だった気がします。
同じ失敗を繰り返さないためにも
必要な我慢の時を上手に乗り越えられるように工夫していくことも大事だなと実感した3巡目でした。
4巡目 キャラクター、衣装、背景…世界観にこだわりが出始める
ここから少しずつ、
「背景も取り入れてみよう」とか「服のデザインもちょっとだけこだわってみよう」と
描きたい絵の世界観を意識し始めました。
4巡目の案出しスケッチブック
女性や長髪の男性キャラが決意表明するときって、髪の毛をバッサリ切る!
みたいなシチュエーションが多い気がします。
エストゥーシャにも一応そういう設定があるので、髪の毛を切ってもらいました。
髪を切るというだけでも、いろんな表現がありますよね。
自分的にはほんのすこ~しだけですが、パワーアップできた気がします。
5巡目 髪の毛はキャラクターの命!
「髪の毛の印象って本当に大事なんだな~」と実感した5巡目。
髪の毛の描き方や塗り方を研究すると、絵の魅力が前よりもグッと上がったように感じます。
5巡目の案出しスケッチブック
色塗りメイキング
ようやくここから制作過程も写真に撮り始めました。
まず全体に影を入れてから、肌、目の順に塗っていきます。
本来なら次は髪の毛を塗るのですが、この時は最後の楽しみ(?)として残しておき、先に服を塗りました。
髪の毛のベースになる色を全体に入れて、
もう1トーン濃い色をのせて、引き締め色を入れて全体をグラデーションします。
逆光を浴びているイメージで描いたので、何度か重ね塗りをして色に深みを出そうと頑張りました。
線画もわりと綺麗に描けたし、 これまで描いてきたエストゥーシャシリーズの中で一番上手く描けたかも!?
自分ではお気に入りの1枚です (*^^*)
6巡目 表情があってこそ魅力も上がる!?
6巡目はエストゥーシャの喜び・怒り・悲しみ・驚きの4つの表情を描いてみました。
6巡目の案出しスケッチブック
たぶんこんな感じの顔するんだろうな~と、想像しながら描くのはとても楽しかった\(^o^)/
この作品では影や線の色も、表情ごとに変えるという実験をしてみました。
色塗りメイキング
(線画のみの写真撮るの忘れた…)
線のペン入れはコピックマルチライナーで描いたのですが、
- 左上の「喜び」をセピア
- 右上の「怒り」をワイン
- 左下の「驚き」をオリーブ
- 右下の「悲しみ」をコバルト
で、ペン入れしてみました。
やっぱり色によって雰囲気が変わりますね~面白い!
色塗りの順としては、うっすら影色をつける→肌→瞳→髪の毛→仕上げみたいな順番で塗っています。
描き分けるのは大変でしたが、それ以上にキャラに表情をつけるのが楽しかったです。
でも正直、コピックの塗り方や構図の至らなさも痛感し、もっと勉強しないとな~と思い始めた頃でもあります。
自分のできなさ加減を突きつけられるのって本当につらいですよね…(´;ω;`)
【まとめ】
私は他の絵描きさんの絵のメイキングやイラストのまとめを見るのが大好きなのですが、
結果的にこの記事が自分の作品づくりの過程をまとめることに繋がり、なんだか一石二鳥な気分です(笑)。
今回実際に自分で制作過程の写真を撮りましたが、これが意外と大変!
「ここまで描いたら写真撮る」というのをついつい忘れてしまったり、
もしくは写真を撮ること自体忘れていたりと、
メイキングを撮る方の大変さと偉大さを思い知らされましたね…(;・∀・)
集中して描いてると撮ることを忘れてしまいがちですが、
なんだかんだ作品づくりの過程を撮ることは楽しいですし、立派な成長記録にもなるし、
見返すのは恥ずかしけど微笑ましくもなるので、これからも続けていきたいと思っています。
後半でも同じくメイキングをご紹介していますが、
特に最終絵は今までで一番気合いを入れて描いたので、資料集めの段階からお見せしています。
こちらもぜひ合わせてご覧ください!
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

























