Noraのお絵描き成長日記

【3ヶ月上達法】 作品づくりのメイキング紹介 前編

2022年2月1日

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こんにちは、Noraです(^^)/

今日は私が3ヶ月上達法の中で描いた作品たちのメイキング等のご紹介をしたいと思います。

3ヶ月の間で準備段階のものも含めると、合計14枚のイラストを描きあげました。

全部一気に紹介するとものすごく長くなってしまうので、今回の記事では準備段階の絵と6巡目までの計7枚を、後半では7巡目から最終絵までの7枚をそれぞれご紹介していきたいと思います。


なお、今回の作品づくりの際には必ずさいとうなおき先生の 『【完全解説】作業工程を●●すれば絵は確実に完成する 』を参考に、作業を細分化しながら作品をつくっていきました。

さいとうなおき先生のYouTubeチャンネルがBANされてしまったため、
 現在こちらの動画は視聴できません。ご了承下さい。m(__)m

しっかり段階を踏んで制作したおかげか、自己流で作品を描いていた時よりもスムーズに描けた気がしますし、順を追って描くと後々の作業はリラックスした状態で臨めます。

細分化すると描きやすくなるしメリットたくさんです!

準備段階 「見返すの恥ずかしい!=成長してる!」ということで(笑)

上達法に入る前に描いた準備段階の本気絵。

これはこれで上手く描けたかなと描いた当時は思っていましたが、今見るといろいろ物足りない…。

しかも構図は一番避けた方が良いといわれるド正面顔。
背景も真っ白過ぎて、なんだかもの悲しくなりますね…。

1巡目 鋭く射抜くような目を描く

1巡目は目を研究した後ということもあり、全身イラストではなく射抜くような目を描くことにしました。

作品の案出し。
テーマ・大ラフ・ラフ・カラーラフまでを1ページでまとめています。

大ラフはシャープペンでかなりざっくり描いて、
「こんな感じにしたい!」というのが浮かんできたら、忘れないうちにメモしておきます。

ラフの段階で、付け足したい要素が出てきたので赤ペンでメモしています。

ここでも、あえて苦手な角度で描いてみようと挑戦してみました。

カラーラフの色付けはコピックで付けました。
何色を使ったかはしっかりメモしておきます!


最初に描いた絵のサイズ等が違うので比較するのも変ですがf(^^;
3日間かけて目の描き方を研究したおかげでちょっと自信がついてきました。


本当は描いている過程の写真も撮っていたのですが、間違ってデータを全部削除してしまいました…。
(しかもこの後も同じ過ちを何度か繰り返す始末)。

2巡目 知識をつけて描くとこんなに描きやすくなる!と実感

目、鼻、口、と顔の脇役パーツを研究した後の2巡目。

今までなんとなくな感覚で描いていた時と、知識をつけてから描くのでは意識が変わった気がします。

(今回は作品作り過程の写真を載せるぞ!と思っていたんですが、色塗りが終わるまで写真を撮ること自体忘れてました…)

色に関してですが、私の場合は趣味で絵を描いているので、
カラーラフの時点でかっちり決めるというより、だいたいこんな感じの色味にしようと緩く決めています。

仕事ならデジタルと違ってやり直しがきかないぶん、しっかり色決めをしておいた方がいいですが、
あくまで趣味の範囲ならインクをぶちまけたなどの大きな失敗でない限り、
小さな失敗を作品の味へと変貌させることができるのも、アナログの醍醐味だと思います。


2巡目はカラーラフ後に変更してしまった点もありますが、以前よりなんだか色に深みが出てきた気がします…!
ちょっぴり成長を感じた瞬間(*^^*)

しかし成長したなと感じた分お手本と比べて、衣装センス、髪の毛の描き方・塗り方、背景の工夫、手の描き方、陰影のつけ方…などなど至らない点をたくさん突きつけられて、正直つらかった…(´;ω;`)

3巡目 振り返ると、「必要な我慢の時」だったのかも…?

最初に言っておきます。
3巡目のイラスト制作、本気を出さずに手を抜いてしまいました…。m(__)m

案出しの時点でもうやる気が…(-_-;)

いろいろ言い訳すると、1つ1つ課題をこなして新しい知識がついていくのはいいんですが、

苦手な箇所もそれに比例して増えていき、終わりが見えなくなりそうで不安になったり、

1つと言わず複数の課題を同時に練習した方が早いかも!という思いに駆られるも、
それではじっくり観察して発見することができないと思いとどまる自分もいたり、

パーツを研究するにしても密かに、本当にこのやり方で合ってるのかな…と、悶々としていたんです。


あれだけ「3ヶ月上達法を絶対乗り越えるぞ!」と決心したのに、3巡目にしてもう揺らぎ始めてしまった…(;´・ω・)

そんな気持ちを抱えながら制作をしてしまったので、結果的に手を抜いた作品になってしまいました…。


この作品を描いた後は、気分転換を兼ねてちょっとだけ絵から離れました。
読みたかった本を読んだり、YouTubeを観たり、素直に寝たり…とにかく、いったん気持ちをリフレッシュさせたのです。

そのおかげか揺らいでいた気持ちに整理がつき、「やっぱり3ヶ月上達法、乗り越えたい!もっと絵が上手くなりたい!」と思い直し、また頑張れそうな気がしました。


そういえば前に挑戦して挫折した時も、確か3巡目の時だった気がします。
同じ失敗を繰り返さないためにも、必要な我慢の時を上手に乗り越えられるように工夫していくことも大事だなと実感した3巡目でした。

4巡目 キャラクター、衣装、背景…世界観にこだわりが出始める

ここから少しずつ「背景も取り入れてみよう」とか「服のデザインもちょっとだけこだわってみよう」と、描きたい絵の世界観を意識し始めました。

カラーラフでも、背景も入れると一気に世界観が出ますね。

女性や長髪の男性キャラが決意表明するときって、髪の毛をバッサリ切る!みたいなシチュエーションが多い気がします。

エストゥーシャにも一応そういう設定があるので、髪の毛を切ってもらいました。

髪を切るというだけでも、いろんな表現がありますよね。

自分的にはほんのすこ~しだけですが、パワーアップできた気がします。

5巡目 髪の毛はキャラクターの命!

「髪の毛の印象って本当に大事なんだな~」と実感した5巡目。

髪の毛の描き方や塗り方を研究すると、絵の魅力が前よりもグッと上がったように感じます。

ラフとはいえ、もう少し丁寧に描きなよ…と当時の自分にツッコみたくなる(笑)

そして、ようやくここから制作過程も写真に撮り始めました。

まず全体に影を入れてから、肌、目の順に塗っていきます。

本来なら次は髪の毛を塗るのですが、この時は最後の楽しみ(?)として残しておき、先に服を塗りました。

髪の毛のベースになる色を全体に入れ、

もう1トーン濃い色をのせて、引き締め色を入れて全体をグラデーションします。


逆光を浴びているイメージで描いたので、何度か重ね塗りをして色に深みを出そうと頑張りました。

線画もわりと綺麗に描けたし、 これまで描いてきたエストゥーシャシリーズの中で一番上手く描けたかも!?
自分ではお気に入りの1枚です(*^^*)

6巡目 表情があってこそ、魅力も上がる!?

6巡目はエストゥーシャの喜び・怒り・悲しみ・驚きの4つの表情を描いてみました。

たぶんこんな感じの顔するんだろうな~と想像しながら描くのはとても楽しかった\(^o^)/

今回は影色や線画の色も、表情ごとに変えて色の実験もしてみました。

線画のみの写真撮るの忘れた…。

左上の「喜び」をセピア、右上の「怒り」をワイン、左下の「驚き」をオリーブ、右下の「悲しみ」をコバルトでペン入れしてみましたが、やっぱり色によって雰囲気変わりますね~。面白い!

色塗りの順としては、うっすら影色をつける→肌→瞳→髪の毛→仕上げ、みたいな順番で塗っています。


描き分けるのは大変でしたが、それ以上にキャラに表情をつけるのが楽しかったです。

でも正直コピックの塗り方や構図の至らなさも痛感し、もっと勉強しないとな~と思い始めた頃でもあります。

自分のできなさ加減を突きつけられるのって、本当につらいですよね…(´;ω;`)



私は他の絵描きさんのイラストメイキングやまとめを見るのが大好きなのですが、結果的にこの記事が自分の作品づくりの過程をまとめることに繋がり、なんだか一石二鳥な気分です(笑)。

今回実際に自分で制作過程の写真を撮りましたが、これが意外と大変!

ここまで描いたら写真撮る、というのをついつい忘れてしまったり、もしくは写真を撮ること自体忘れていたりと、メイキングを撮る方の大変さと偉大さを思い知らされましたね…(;・∀・)

集中して描いてると撮ることを忘れてしまいがちですが、
なんだかんだ作品づくりの過程を撮ることは楽しいですし、立派な成長記録にもなるし、見返すのは恥ずかしけど微笑ましくもなるので、これからも続けていきたいと思っています。


次回は作品づくりの後半をご紹介します。
特に最終絵は今までで一番気合いを入れて描いたので、資料集めの段階からお見せしたいと思います。

それでは、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。