こんにちは、Noraです(^^)/
今日は、私の大好きな絵本作家・酒井駒子さんのおすすめ絵本のご紹介第2弾です。
第1弾の記事はこちら↓
☆【大好き】絵本作家 酒井駒子さん おすすめ絵本をご紹介!
おねえちゃんは、きつねの神さまになったんだ!
「きつねのかみさま」
「きつねのかみさま」
作:あまんきみこ
絵:酒井駒子
出版社:ポプラ社
公園になわとびのひもを忘れてしまったりえちゃん。
弟のけんちゃんと一緒に取りに行ったら、なにやら楽しそうななわとびの歌が聞こえてきました。
こっそり木のかげに隠れて見てみると、そこではきつねたちがなわとびをしていて…。
きつねたちがなわとびをしているところに出くわす、ファンタジーなお話です。
現実ではありえないことでも、絵本の中ではなんだってできます。
なわとびの楽しさをきつねたちに教えてあげたりえちゃん。
最後のりえちゃんのごちゃごちゃしてしまった気持ちは、「ああ、なんかわかるな~」と共感しました。
でも、弟のけんちゃんに「そうかぁ。おねえちゃんはきつねのかみさまだぁ。」と言われて、嬉しいというか誇らしい気持ちにもなれたと思いますね。
そして毎度のことながら、酒井さんの絵は本当に子どもの形が良い!
りえちゃんもけんちゃんもきつねたちも、本当に可愛くてほのぼのします。
ひとりきりの、こっそり特別な時間
「はんなちゃんが めをさましたら」
「はんなちゃんがめをさましたら」
作・絵:酒井駒子
出版社:偕成社
あるひ、はんなちゃんが目をさましたら、まだ夜でした。
おねえさんもお父さんもお母さんも、みんな眠っています。
はんなちゃんは猫のチロといっしょに、こっそりいろんなことをしはじめました。
子どもの頃、薄暗い明け方に目が覚めて、家族のみんながまだ眠っているのに自分ひとりだけ起きているという状況に、なんだかとてもわくわくした記憶があります。
まるで家をひとり占めしたような気持ちでした(笑)。
夜って怖いイメージのほうが強かったんですが、昼とはまた違う感じに世界を見れて楽しいですよね。
子どもの時ならなおさら違う世界に行ったような気分になったものでした。
誰も起きてこないから、普段やったら叱られるようなことや兄弟げんかになりかねないことも、ひとりでこっそりできて楽しめちゃいます。
この「こっそり」というのがまたわくわくに拍車をかけるんですよね!
はんなちゃんの「こっそり」にも「わかるわかる~!」とクスクスしてしまいます。
でもはんなちゃん、ずーっと起きてはいられないよね(笑)。
いのちがやってきて、芽生えた優しい心
「ヨクネルとひな」
「ヨクネルとひな」
作:LEE
絵:酒井駒子
出版社:ブロンズ新社
ある日、ひなちゃんの家の前でちいさな子猫がないていました。
猫のお母さんに頼まれて、子猫はひなちゃんの家で飼われることに。
「この子の名前を決めなくちゃ!」
ひなちゃんは子猫の名前をいろいろと考えますが…。
最初は「飼うならペットショップの可愛い猫がいい」と言っていたひなちゃんですが、少しずつ子猫に対して愛情が湧き始めます。
子猫が家に来て、わくわくしたり「守ってあげたい」という優しい気持ちが芽生えたかと思ったら、急に不安に襲われて、でも子猫のために一生懸命になるひなちゃん。
「こんなにちいさいのに、この子はちゃんと生きてるね」
「そうよ。ぬいぐるみじゃなくて、ほんとうに生きているんだもの」
お母さんとのこの会話には、何か胸が熱くなるものを感じますね。
余談ですが、「ヨクネル」って最初英語とか何かの言語かと思っていたのですが、「よく寝る」をカタカナにした言葉だったんだ!と知ったときは驚きました。
日本語って同じ言葉でも、ひらがな、カタカナ、漢字に変換すると全然雰囲気が違って面白いですよね。
そしてこの絵本を読んで、酒井さんの描く動物にも心惹かれました。
本当に命が宿っているかのような酒井さんの絵、大好きです!
以上が、酒井駒子さんのおすすめ絵本のご紹介でした。
気になった方はぜひ本屋さんや図書館で手に取ってみて下さい。
また下記の記事でも酒井さんの絵本をご紹介していますので、こちらもぜひ合わせてご覧ください。
☆酒井駒子さん 黒を愛らしさに変貌させる絵本作家
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それでは、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。