こんにちは、Noraです(^^)/
今日は、私の好きな人について語っていこうと思います。
「好きな人」と書くと恋愛的な意味に捉えられがちですが、
ここでは「私の人生に影響を与えてくれた人・一歩を踏み出す勇気をくれた人」という意味での「好き」と定義します。
今回は「植松努さん」。
北海道の赤平市というところで、ロケット作り、宇宙開発の夢を追っている町工場の社長さんです。
思えば、私は植松さんのおかげで、「自分の好きなことを大切にする」のがどれほど重要なのかを実感し、一度捨ててしまった好きなものを、「これからは大切にしていこう」という気持ちになれました。
そして私がやっていた好きなことを、「そんなのどうせ無理だからやめろ」と言ってきた人たちの内側には、
「同じようなことを言われて『夢をあきらめさせられた』という思いがあったのかもしれない、そんな否定的なことを言ってきた人も、実はかわいそうな人だったんだ」
という新たな目線で捉えて気づくことができました。
偶然ポチっと押したボタンが運命を変えた!
私が植松さんのことを知ったきっかけは、こちらの動画です。
毎日仕事に追われて何も楽しむことができず、悲観的で怠惰な気持ちだった頃、たまたまYouTubeで動画を発見し何気なく見てみたのです。
「こんな大勢の人が入ってそうな会場で、作業着姿のおじさんが何の話をするんだろう…」
約20分弱という比較的長めの動画だったので、つまらなかったらすぐ変えようと思っていたのですが、結果的に途中で飛ばすこともなく最後まで見てしまいました。
話が進むにつれてどんどん引き込まれ、最初の怠惰な気持ちは次第になくなり、最後には動画の中の観客たちと一緒に拍手をしてしまうほど感動したのです。
変に飾らないわかりやすい率直な内容、でも語る口調はやわらかく、たまに挟まるユーモアで肩の力がいい具合に抜けて、大切なことが心にじんわりと入りこんでくる、あっという間の20分間でした。
動画を見た後、私の中の眠っていた気持ちが少しずつ呼び覚まされていく感じがしたのを覚えています。
本屋さんでも出合いが待っていた
また、「動画だけじゃ物足りない!この人は本とか書いていないのかな」という思いが浮かび本屋さんに行ってみたところ、この2冊に出合いました。

「どうせ無理」と思っている君へ 本当の自信の増やし方
著者:植松努
出版社:PHP
こちらの本は、小学生くらいのお子さんでも読みやすい内容になっています。
「どうせ無理だ」を始めとする周りの人の否定的な言葉に負けずに、自信を失わずにいるためにはどうすればいいのか?
植松流夢を叶えるためのコツがたくさん書かれています。

好奇心を天職に変える 空想教室
著者:植松努
出版社:サンクチュアリ出版
こちらは、中高生から大人向けという印象で、動画で話していた内容のもっと細かいところまでを知ることができます。
植松さんの生い立ちから現在に至るまでを、どんな思いで歩いてきたのか、飾らない率直な「植松さんの言葉」で書かれています。
2冊とも1400円くらいのお値段だったので、まとめて購入しました。
どちらの本もとても読みやすく、今でも挫けそうになった時に開いて勇気をもらっています。
遠回りも捨てたもんじゃないよ
植松さんのおかげで、「自分は何が好きなのか」「これから何をやりたいのか」を振り返るきっかけにもなりました。
私は中学生の頃、やってみたいことはたくさんあるのに、周りの人に
「そんなの無理でしょ」
「どうせ無駄なんだから」
「何夢みたいなこと言ってんの?」
と否定的な言葉を投げつけられ、それを引き金に好きだったものを手放してしまったことがありました。
そして結果的に、手放したことをものすごく後悔しました。
☆詳しくはこちらをご覧ください。
【お絵描きについて】波乱万丈!?Noraのお絵描き人生
今ならそんなことを言われても軽く聞き流して(半分無視して)、なんとか上手に気持ちを切り替えることができると思いますが、
当時は自分のやろうとしていることや好きなことにケチをつけられると、すぐ嫌になって投げ出してしまっていたのです。
「周りの人は無責任に否定的なことを言っているだけ。それで本当に私が好きなことを手放しても、誰も責任なんかとってくれない。むしろ『どうせ無理』を言った人たちの思うつぼ」
そういうことに気づくことができなかったんです。
夢を口にするのが怖かった
私の場合ですが、夢があるのにそれを口にしなくなるのは、「どうせ無理」と言われるのが怖かったからだと思います。
それに加えて「夢を口にするのは、恥ずかしいこと」であるかのように思い込まされていました。
「またそんな夢みたいなこと言って」
「あんたには無理に決まってるでしょ」
「それよりちゃんとしたところで働けるようになれよ」
「絵を仕事にしたい」と口にした時、周りの反応はやはり「否定的」なものばかりでした。
「絵なんて仕事にできるわけない。夢見てないで、もっと現実的になれ」
あの頃の私は、人に流されやすく自信のない人間だったので、植松さんのように「人からやめろと言われてもやめずに、水面下でこっそり続ける」という選択ができず、
心にしこりを残したまま好きだったものを次々に手放して、そこからけっこう長い期間自分の気持ちを殺して過ごしていたように思います。
自分の心の声を、ちゃんと聞いてあげようとしなかったんですね。
「私がもっと自分に自信を持っていて強い人間だったら…」
今でもたまにそう思うことはありますが、
逆に遠回りをしてきたからこそ「自分の好きなことを大事にする」という気持ちが一層強くなり、その気持ちを大切にしようと思えるようになったんだと思います。
植松さんの本を読んで勇気をもらっても、それを実行するまでには時間がかかりましたが、遠回りもそんなに悪いものじゃないと今は思っています。
「どうせ無理」をなくすために、私ができること
植松さんを知った頃、「もっと若い時、学生時代に植松さんに出会いたかった!」と思いましたが、
「物事というのはタイミングがある。きっとこの時に植松さんに出会う運命だったんだよ」
と、自分を納得させました。
それに、たとえ本当に学生時代に出会っていたとしても、植松さんの言葉を実行する気持ちや、気がつけるだけの器量が当時の私にはなかったと思います。
植松さんは、本や動画の中で
「この世界から『どうせ無理』という言葉がなくなれば、
『どうせ無理!』を『だったら、こうしてみたら?』と、
否定を提案に変える人が一人でも増えれば、
きっと優しい世界になれる」
ということをおっしゃっています。
私もそう思います。
実際夢を口にしても、バカにしたり笑い者にしない、最初からあきらめさせるようなことを言わない世界があればいいのに…と何度も思ったことがあります。
しかし、そういう世界をつくるためには、
「まずは、私自身が自分の好きなことを大切に続けていく必要がある」
のではないかと、今では思います。
他の人が夢を口にしても決して「どうせ無理だから」と言わず、まずは「やってみたらいいよ!」
つまずいたときには植松さんのように「だったら、こうしてみたら?」と、魔法の言葉をかけてあげられる人になりたいです。
それでは、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。