広告 好きな 絵描き

【島田ゆかさん】 遊び心満載の世界で楽しませてくれる絵本作家

2021年1月20日

広告

当ページは、プロモーションが含まれています。

こんにちは、Noraです(^^)/

今日は、私の好きな絵本作家さんについて、語っていこうと思います。


今回は島田ゆか」さん。


キャラクター達が繰り広げる愉快で楽しいお話、外国のアニメを思わせるような絵柄と色で、

1ページ1ページ、細かいところまで遊び心満載の、緻密な絵を描かれる絵本作家さんです。

(※あくまで、私が島田さんの絵本を見て抱いた印象です)


主な代表作に

  • 「バムとケロ」シリーズ
  • 「ガラゴ」シリーズ
  • 「ぶーちゃん と おにいちゃん」

があります。


特に、バムとケロシリーズは、1994年に最初の絵本「バムとケロのにちようび」が刊行されて以来、

25年以上もの間、子どもから大人まで夢中にさせているロングセラー絵本です。


本屋さんや図書館に行くと、必ず絵本コーナーに置いてあるので、

見たことがあるという方も、多いのではないでしょうか。

カエル嫌いの私が、カエルを好きに!?

私が島田さんの絵本を知ったきっかけは、大学生の頃。

図書館で本を読んでいた時に、絵本作家さんをまとめて紹介した本がありました。


最初は、「大好きな酒井駒子さんの記事が載ってる!読まなきゃ!」と思い、酒井さんのページを読んでいたのですが、

その後パラパラとめくった時に島田さんのページを見つけ、そこに載っていた、ケロちゃんの絵の可愛さに打ちぬかれたのです。


それまで私は、アニメや漫画でも、カエルに対してあまりいいイメージがなかったんですが、

島田さんが描くケロちゃんを見たことで払拭されました。


島田さん描くのケロちゃんにひとめぼれしてしまった私は、すぐに「バムとケロ」シリーズの絵本を探して読み始め、

その後「ガラゴ」シリーズと「ぶーちゃんとおにいちゃん」の絵本も読みました。


そうしたら、もうすっかり島田ゆかワールドの虜になってしまったのです。

見た人を虜にしてしまう!「島田ゆかワールド」

島田さんの絵本の特徴のひとつは、

どの絵本の、どのページにも、作者の遊び心が溢れていることです。


緻密で丁寧な絵、

どこに売っているのか知りたくなるおもちゃたち、

キャラクターが繰り広げる、クスっと笑ってしまうエピソードもさることながら、

ページの隅々まで楽しめるのが、島田さんの絵本の魅力のひとつです。


絵本を開くたびに、

「あれ?ここにあのキャラクターが隠れてた!」

「このおもちゃ、あの絵本にもあった!」

「ん?この形はもしかして…?」

と、次々に新しい発見があり、

一度読んだだけでは発見しきれない、島田さんの楽しい遊び心や仕掛けが盛りだくさん!

だから、何度も読みたくなってしまうのです。


そして、島田さんの絵本を全部通して読んでいくと、

「もしかして、島田ゆかワールドは全部繋がっているのかな…?」

と、また新たな発見があり、さらにわくわくします。

何度読んでも、飽きないというのも魅力的です。


個人的に、島田さんの絵本は、大勢の子どもに読み聞かせするというより、

親子で一緒に読んで楽しんだり、一人で読んで楽しむのに向いている絵本だと思います。

ひとりで読んでも楽しめるのはもちろんのこと、親子や兄弟で一緒に読むことで、

島田ゆかワールドを、さらに楽しむことができるのではないかと思います。

島田ゆかさんの絵本をご紹介!創作秘話が載っている雑誌も。

ではここで、島田ゆかさんの代表作である絵本たちを、簡単にご紹介したいと思います。

「バムとケロ」シリーズ

島田ゆかワールドの出発点である「バムとケロ」。

優しくて面倒見がいい、料理上手なバムと、自由奔放で食いしん坊のケロちゃんが織りなす、愉快で楽しいお話シリーズです。


2023年現在では、全部で5冊が刊行されています。

バムとケロのにちようび

バムとケロのそらのたび

バムとケロのさむいあさ

バムとケロのおかいもの

バムとケロのもりのこや

(すべて、作者:島田ゆか 出版社:ぶんけい)


私が特に好きなのは、「バムとケロのおかいもの」

実は、私がバムとケロシリーズに出合った最初の絵本なんです。


この絵本は特に、ケロちゃんの可愛いしぐさや表情が満載なのと、

最後のページで、「ああ~!これ欲しい!!」と思わせる結末が最高です!

「ガラゴ」シリーズ

こちらは、かばん売りのガラゴが主人公の絵本。

1997年と2002年に刊行され、現在2冊の絵本が販売されています。

こちらも、20年以上愛され続けているロングセラーです。


かばんを売りながら旅する中で、いろいろなお客さんに出会い、

それぞれに合ったかばんを売っていく「かばんうりのガラゴ」


寒い季節になり、うちに帰ったガラゴが大好きなお風呂を沸かしていると、

次々と友達が訪ねてくる「うちにかえったガラゴ」

(2冊とも、作者:島田ゆか 出版社:ぶんけい)


バムとケロシリーズは、バムが語りかけてくるような感じでお話を読めますが、

ガラゴシリーズは、第3者がお話を語っているような感じで、とても読みやすい文章です。


どちらの絵本も、ガラゴのくるくる変わる表情やしぐさが愛らしくて好き。

次はどんなお客さんが来るんだろう…?と、先の展開が気になって、わくわくしてきます。


そしてもちろん、こちらのシリーズでも、島田さんの遊び心が満載です。

「ぶーちゃんとおにいちゃん」

お兄ちゃんのことが大好きで、

なんでもお兄ちゃんの真似をしたがるぶーちゃんと、

そんな弟がうっとおしくて、つい邪険にしてしまうお兄ちゃん。


でも、なんだかんだ、2人は仲良し兄弟なのでした。


(作者:島田ゆか 出版社:白泉社)


こちらは2004年に刊行された、雑誌MOEから生まれた絵本です。

まさに、兄弟あるある!のお話です。


私も兄がいる身なので、ぶーちゃんの行動や気持ちは痛いくらい共感しました(笑)。

大抵邪険にされるところも同じ。

そして何か弱みを握ったりすると、途端に優しくしてくるんですよね…。


でも大人になった今では、ちょっとお兄ちゃんに同情するところもあるかな(笑)。


以上が、島田さんの絵本のご紹介でした。

どんな絵本か気になった方は、ぜひ本屋さんや図書館で手に取ってみてください。

月刊「MOE」で、島田さんの創作秘話が読めます!

島田さんの創作過程を知りたい方には、

こちらの月刊絵本雑誌「MOE」(出版社:白泉社) がおすすめです。

月刊MOE 2009年1月号

月刊MOE2011年5月号

月刊2014年4月号


これらの雑誌には、島田さんの創作秘話からアトリエ、島田さんが憧れるフィンランドの絵本作家、ユリア・ヴォリさんとの対談が収録されており、

絵本と同様に、購入してから今まで何度も読んできました。


特に2014年4月号では、なんと酒井駒子さんとの対談も収録されていて、買わずにはいられませんでした。


雑誌のバックナンバーを取り扱っている書店や、ネット通販の他、

白泉社にお問い合わせをして、購入することもできるようなので、

島田さんのことを、もっと知りたいと思った方は、ぜひ一度読んでみてください。


あわせて読みたい!



それでは、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。