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こんにちは、Noraです(^^)/
今日は、私の好きな絵本作家さんについて、語っていこうと思います。
今回は「島田ゆか」さん。
キャラクター達が繰り広げる愉快で楽しいお話、外国のアニメを思わせるような絵柄と色で、
1ページ1ページ、細かいところまで遊び心満載の、緻密な絵を描かれる絵本作家さんです。
(※あくまで、私が島田さんの絵本を見て抱いた印象です)
主な代表作に
- 「バムとケロ」シリーズ
- 「ガラゴ」シリーズ
- 「ぶーちゃん と おにいちゃん」
があります。
特に、バムとケロシリーズは、1994年に最初の絵本「バムとケロのにちようび」が刊行されて以来、
25年以上もの間、子どもから大人まで、夢中にさせているロングセラー絵本です。
本屋さんや図書館に行くと、必ず絵本コーナーに置いてあるので、
見たことがあるという方も、多いのではないでしょうか。
カエル嫌いの私が、カエルを好きに!?
私が島田さんの絵本を知ったきっかけは、大学生の頃。
図書館で本を読んでいた時に、絵本作家さんをまとめて紹介した本がありました。
最初は、「大好きな酒井駒子さんの記事が載ってる!読まなきゃ!」と思い、酒井さんのページを読んでいたのですが、
その後パラパラとめくった時に島田さんのページを見つけ、そこに載っていた、ケロちゃんの絵の可愛さに打ちぬかれたのです。
それまで私は、アニメや漫画でも、カエルに対してあまりいいイメージがなかったんですが、
島田さんが描くケロちゃんを見たことで払拭されました。
島田さん描くのケロちゃんにひとめぼれしてしまった私は、すぐに「バムとケロ」シリーズの絵本を探して読み始め、
その後「ガラゴ」シリーズと「ぶーちゃんとおにいちゃん」の絵本も読みました。
そうしたら、もうすっかり島田ゆかワールドの虜になってしまったのです。
見た人を虜にしてしまう!「島田ゆかワールド」
島田さんの絵本の特徴のひとつは、
「どの絵本の、どのページにも、作者の遊び心が溢れている」ことです。
緻密で丁寧な絵、
どこに売っているのか知りたくなるおもちゃたち、
キャラクターが繰り広げる、クスっと笑ってしまうエピソードもさることながら、
ページの隅々まで楽しめるのが、島田さんの絵本の魅力のひとつです。
絵本を開くたびに、
「あれ?ここにあのキャラクターが隠れてた!」
「このおもちゃ、あの絵本にもあった!」
「ん?この形はもしかして…?」
と、次々に新しい発見があり、
一度読んだだけでは発見しきれない、島田さんの楽しい遊び心や仕掛けが盛りだくさん!
だから、何度も読みたくなってしまうのです。
そして、島田さんの絵本を全部通して読んでいくと、
「もしかして、島田ゆかワールドは全部繋がっているのかな…?」
と、また新たな発見があり、さらにわくわくします。
何度読んでも、飽きないというのも魅力的です。
個人的に、島田さんの絵本は、大勢の子どもに読み聞かせするというより、
親子で一緒に読んで楽しんだり、一人で読んで楽しむのに向いている絵本だと思います。
ひとりで読んでも楽しめるのはもちろんのこと、親子や兄弟で一緒に読むことで、
島田ゆかワールドを、さらに楽しむことができるのではないかと思います。
島田ゆかさんの絵本をご紹介!創作秘話が載っている雑誌も。
ではここで、島田ゆかさんの代表作である絵本たちを、簡単にご紹介したいと思います。
「バムとケロ」シリーズ
島田ゆかワールドの出発点である「バムとケロ」。
優しくて面倒見がいい、料理上手なバムと、自由奔放で食いしん坊のケロちゃんが織りなす、愉快で楽しいお話シリーズです。
2023年現在では、全部で5冊が刊行されています。
バムとケロのにちようび
バムとケロのそらのたび
バムとケロのさむいあさ
バムとケロのおかいもの
バムとケロのもりのこや
(すべて、作者:島田ゆか 出版社:ぶんけい)
私が特に好きなのは、「バムとケロのおかいもの」。
実は、私がバムとケロシリーズに出合った最初の絵本なんです。
この絵本は特に、ケロちゃんの可愛いしぐさや表情が満載なのと、
最後のページで、「ああ~!これ欲しい!!」と思わせる結末が最高です!
「ガラゴ」シリーズ
こちらは、かばん売りのガラゴが主人公の絵本。
1997年と2002年に刊行され、現在2冊の絵本が販売されています。
こちらも、20年以上愛され続けているロングセラーです。
かばんを売りながら旅する中で、いろいろなお客さんに出会い、
それぞれに合ったかばんを売っていく「かばんうりのガラゴ」
寒い季節になり、うちに帰ったガラゴが大好きなお風呂を沸かしていると、
次々と友達が訪ねてくる「うちにかえったガラゴ」
(2冊とも、作者:島田ゆか 出版社:ぶんけい)
バムとケロシリーズは、バムが語りかけてくるような感じでお話を読めますが、
ガラゴシリーズは、第3者がお話を語っているような感じで、とても読みやすい文章です。
どちらの絵本も、ガラゴのくるくる変わる表情やしぐさが愛らしくて好き。
次はどんなお客さんが来るんだろう…?と、先の展開が気になって、わくわくしてきます。
そしてもちろん、こちらのシリーズでも、島田さんの遊び心が満載です。
「ぶーちゃんとおにいちゃん」
お兄ちゃんのことが大好きで、
なんでもお兄ちゃんの真似をしたがるぶーちゃんと、
そんな弟がうっとおしくて、つい邪険にしてしまうお兄ちゃん。
でも、なんだかんだ、2人は仲良し兄弟なのでした。
(作者:島田ゆか 出版社:白泉社)
こちらは2004年に刊行された、雑誌MOEから生まれた絵本です。
まさに、兄弟あるある!のお話です。
私も兄がいる身なので、ぶーちゃんの行動や気持ちは痛いくらい共感しました(笑)。
大抵邪険にされるところも同じ。
そして何か弱みを握ったりすると、途端に優しくしてくるんですよね…。
でも大人になった今では、ちょっとお兄ちゃんに同情するところもあるかな(笑)。
以上が、島田さんの絵本のご紹介でした。
どんな絵本か気になった方は、ぜひ本屋さんや図書館で手に取ってみてください。
月刊「MOE」で、島田さんの創作秘話が読めます!
島田さんの創作過程を知りたい方には、
こちらの月刊絵本雑誌「MOE」(出版社:白泉社) がおすすめです。
月刊MOE 2009年1月号
月刊MOE2011年5月号
月刊2014年4月号
これらの雑誌には、島田さんの創作秘話からアトリエ、島田さんが憧れるフィンランドの絵本作家、ユリア・ヴォリさんとの対談が収録されており、
絵本と同様に、購入してから今まで何度も読んできました。
特に2014年4月号では、なんと酒井駒子さんとの対談も収録されていて、買わずにはいられませんでした。
雑誌のバックナンバーを取り扱っている書店や、ネット通販の他、
白泉社にお問い合わせをして、購入することもできるようなので、
島田さんのことを、もっと知りたいと思った方は、ぜひ一度読んでみてください。
それでは、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。