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こんにちは、Noraです(^^)/
今日は、私の好きな本をご紹介したいと思います。
「ターシャ・テューダーの言葉 特別編 生きていることを楽しんで」
作者:ターシャ・テューダー
訳:食野雅子
出版社:KADOKAWA/メディアファクトリー
ターシャ・テューダーの言葉シリーズ、特別編です。
91歳を迎えたターシャさんが、自分の生き方、考え方、価値観といったことを語っています。
またご家族や子育てについても語っており、ターシャさんの哲学がぎゅっと詰まった書き下ろし本です。
この本は自己啓発本によくあるような、「こう生きたら楽になります!あなたも実践しましょう!」というような暑苦しい感じではなく、
あくまで、
「私はこういうふうに生きてきました。参考にできるところがあれば、どうぞ取り入れてみて」
といった、淡々としているけれど謙虚な言葉の数々が並んでいます。
実際、私はターシャさんの言葉にたくさん助けられてきました。
具体的に言うと、
- 攻撃的で付き合いにくい人は避けてもいい。
- 完璧に物事をこなさなくていい。
そもそも世の中に完璧なものなんてない。 - 失敗や間違いを犯したときは、諦めるという選択の他、
それから学んで、自分を信じて歩いていくという選択もある。
といった感じのことです。
そして、「自分の価値観を探しながら生きていくこと」を教えてもらいました。
嫌なものは、嫌!
「私が心がけてきたことは、
騒音、ごたごた、攻撃的で付き合いにくい人を避けること」
「どうしても避けられない時は、何か楽しいことを考えながらするようにしています。やることをやってしまえば、心地良い日常に戻れるのですから」
(『生きていることを楽しんで』より)
悲しいことに、「嫌な人」というのはどこにでもいるものです。
以前は、そういう人に対しても何か1つ良いところがないかと思い、なるべく「嫌な人」と思わないように努力しましたが、
やはり限度というものがありますよね。
子どもの頃は誰とでも仲良くしなきゃダメ!という空気があり、大人になってもそれに縛られていましたが、
自分と合わないと思ったら、距離を置いてもいいんだと気づいてから、ずいぶん楽になりました。
社会人になると、仕事の関係上どうしても嫌な人を完全に避けることはできないので、ターシャさんのように、
- 何か楽しいことを考えながら仕事をする
- 攻撃的で付き合いにくい人は、避けられる範囲で避ける
ということを実行してみた結果、
何となくですが以前より過ごしやすくなった実感がありました。
嫌な人、合わない人と距離を置くようにしてからは、人間関係について悩むことも減った気がします。
でも仕事だから仕方がない、と割り切っても、やっぱり無理なものは無理!という時もあります。
自分が壊れてしまっては元も子もないで、今は嫌な人が近くにいたら、素直に自分の気持ちに従い、なるべく避けるようにしています。
「完璧」って実は良いものではない?
「完璧なのは、開花したばかりの花や、生まれたばかりの赤ん坊くらいじゃない?」
(『生きていることを楽しんで』より)
私はどちらかというと飽きっぽい性格なんですが、反対に「好きになるとこだわりすぎる」という一面もあります。
特に絵を描くときに多いのですが、下描きにしろ構図にしろ色塗りにしろ、どの段階でも、
必要以上に、こだわってしまう傾向が強かったのです。(今もですが)。
いわゆる「完璧主義」に近いような感じで、程よいところで妥協することがなかなかできなかったんですね。
そのこだわりの気持ちが良い方向に進めばいいんですが、大抵はこだわりすぎて思うように作業が進まず、
結局嫌になって途中で投げ出してしまうことも少なくありませんでした。
今はだいぶ妥協することができるようになったと思いますが、気を抜くと、また「完璧」を目指そうとしてしまいます。
「行動しようとするだけでも、すごいことだよ」
こうしてブログの記事を書く時も、「絶対こうしたい!」というこだわりが出てきてしまうんですが、そんな時は
「世の中完璧なものなんてない。そう見えるだけだよ」
と自分に言い聞かせるようにしています。
物事を100%できればそれはそれで嬉しいですが、80%、60%できただけでも自分を褒めてあげるように心がけていきたい…
いや、実行しようとするだけでも褒めてあげよう!
物事全部を完璧にしようとするのではなく、「絶対に譲れない!」というところは100%を目指し、後のところはいい意味で手を抜く。
そんな感じで、あまり自分に厳しくなりすぎず、かといって甘くなりすぎずのバランスを模索中です。
(私の場合、単に目標や理想の基準が高すぎるのかもしれないですが…。)
過去の自分を呪って学びました。
突然ですが、人間関係の悩みって、尽きないですよね。
子どもでも大人でも、悩みの一番は「人間関係」が多いそうです。
特にネットが普及している現代では、それがけっこう顕著に表れている気がします。
私も小学校高学年から人間関係に悩み始め、いろいろ揉まれたり自分なりに解決方法を探すなりして過ごしてきました。
そんな苦しい時期に私を支えてくれたのが、漫画やアニメ、ゲームでした。
好きな漫画のキャラクターを描いたり、学校から帰ってきてはアニメを見たり、
テスト前だというのにゲーム三昧の日々だったりと、
若かったこともあって、夢中になるエネルギーも半端じゃありませんでした。
今思えば、つらい現実から逃げるための方法が、それしかなかったんですね。
人生最大の失敗をやらかしてしまう
しかし、当時は何事にも敏感な思春期真っ只中。
好きという気持ちだけでのめりこむのも早いけれど、ちょっとケチをつけられただけで、嫌になって投げ出してしまうことも多々ありました。
バカにされて気にしないフリをしながらも、やっぱり自分の好きなものを否定されるのは、つらかったです。
そして高校に入学すると同時に、
それまで描きためていたイラストや、集めていた漫画雑誌や、切り抜きなどをすべて処分してしまいました。
本当に、バカなことをしたと今でも思います。
他人にちょっと否定されたくらいで投げ出してしまうほど、当時の私は流されやすく弱い人間でした。
そして好きだったものを処分してから数年後、「やっぱり捨てるんじゃなかった…」と大後悔。
もう一度集めようにも、すでに雑誌類は絶版、ネットで売っていても、到底買えそうにないプレミアム付きのお値段。
この時ほど、過去の自分を呪ったことはありませんでした。
失敗は学びのもと!
好きだったものを処分してしまったことは、私がそれまで生きてきた中で、大きな失敗に入る出来事のひとつでした。
私がこの失敗から学んだことは、
「自分が好きだと思うものは、他人に何を言われようと大切にすること」です。
否定したり批判する人の中には、
「あなたのためを思って」という思いの人や、ただ単にバカにしたり、
優越感に浸りたいが為に、悪意を持ってわざわざ言ってくる人もいます。
しかし、そんな人の言葉は無視するの一択です!
もちろん、度を超える誹謗中傷は許されませんが。
幸いなことに、当時処分してしまった雑誌類などはそれからまた数年経った頃、
「絶対もう一度手に入れる!」と探し続けた甲斐があって、古本屋さんで見つけたり、ネットオークションで落札したりと、
少しずつですが手元に戻ってきてくれました。
もう二度と、処分なんてしません!
まとめ
今まで生きてきた中で、私自身が確立できた価値観はまだ5本指にも満たないですが、これだけははっきり言えます。
「自分の好きなものは、誰に何を言われようと大切にする。
何かひとつでもいい、物でも事でもそれが好きなら、「好き」という気持ちを大事にすること。それは必ず、自分自身を支えてくれる大切なものになる」
まだまだひよっこに過ぎない私ですが、この気持ちは何年経っても、忘れずに心にとめていくと同時に、
この先の人生で、
「自分はどういうふうに生きたいと思っているか」
という哲学を少しずつ持てるように、日々精進していきたいと思っています。
ターシャさんの言葉シリーズは第1弾・第2弾・第3弾もありますので、こちらの記事もぜひ合わせてご覧ください。
それでは、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。