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【1980年代】 レトロで懐かしい雰囲気溢れる 画家さん達をご紹介!

2021年2月5日

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こんにちは、Noraです(^^)/

今日は、私の好きな画家さんについて、語っていこうと思います。


今回は、こちらの3人の画家さんをご紹介します。

  • おおた慶文さん
  • 東逸子さん
  • きたのじゅんこさん


こちらのお三方は、

私が大学生の時にちょっとしたきっかけで知り、ファンになった方々です。

主に、1980年代から1990年代を中心に活躍されており、

もしかしたら、目にしたことがあるという方も、いるのではないかと思います。

【おおた慶文さん】 水彩画で表現される少女の魅力

1人目は「おおた慶文 (おおた けいぶん)」さん。


あどけない愛らしい子どもから、だんだん大人に近づいていく、微妙な年齢の少女の絵を、水彩絵の具を使って描かれる画家さんです。

現在でも毎年カレンダーを発売したり、ホームページ上で原画の販売や、新しい作品の発表をしているようです。


私がおおた慶文さんを知ったきっかけは、大学生の頃に、母からもらった「ひだまり」という画集でした。


「ひだまり おおた慶文画集」

出版社:サンリオ


この画集に描かれていた子どもの絵を見て、一目ぼれしてしまったのです。


水彩の淡くて優しい色合い、人物の愛らしいしぐさや、なんともいえない表情。

目には直接見えない、風や温度まで描いているような印象を受けます。

80年代に描かれた絵が多いということもあり、ちょっとレトロな雰囲気も、また懐かしさを誘います。


ちょうど酒井駒子さんを好きになった時期とも重なり、触発されて子どもの絵をよく描いていました。

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子どもの絵で有名な方といえば、いわさきちひろさんもそうですよね。

いわさきさんも、水彩で淡く優しい子どもの絵をたくさん描かれた方です。


おおたさんの画集を何度か眺めているうちに、

「なんだか、いわさきちひろさんを彷彿とさせる雰囲気だなー」

と思っていたら、「おおた慶文の世界」という本の中で、

「僕はいわさきちひろさんの絵が大好きで、彼女の絵をよく模写していました」

(「おおた慶文の世界」より)

とおっしゃっていました。

まずは真似から入るというのは、どんな人にも共通していることなんですね。


「おおた慶文の世界」

出版社:サンリオ


いわさきちひろさんは、どちらかというと、デフォルメされた親しみやすい絵、

対しておおた慶文さんは、程よくリアルで、可愛らしい絵という印象ですが、

どちらも素晴らしい絵であることに、変わりはないです。

おおた慶文さんのホームページはこちら。

 おおた慶文 ホームページ・ギャラリー

【東逸子さん】 ギリシャ神話を思わせるエッチング

2人目は「東逸子 (あずま いつこ)」さん。


東逸子さんは、主にエッチングという技法で、ギリシャ神話に登場するような、美男美女を描かれる方です。

現在でも、本の挿絵を担当していることがあるようです。


エッチングというのは腐食銅版画のことで、特に銅を腐食させる作用を利用して、銅板に絵を描く方法です。


私が東逸子さんを知ったのは、図書館で見つけた「妖精のわすれもの」という絵本でした。


「妖精のわすれもの」

作・絵 東逸子
出版社:偕成社


文と絵、両方東さん作で、まず絵の雰囲気に引き込まれます。

人物から動物、植物、風景まで緻密に丁寧に描かれていて、思わずため息がでてしまうほど、美しい絵本です。


東さんは描かれる絵の雰囲気から、ギリシャ神話や天使、妖精といったモチーフの挿絵を担当されることが多いようですが、

「おおた慶文の世界」という本の中のおおたさんとの対談で、

「本当は、宮本武蔵の恋人のおつうみたいな、キリっとした女性が好き」

(「おおた慶文の世界」より)

とおしゃっていました。意外ですね…!


妖精のわすれものの他にも、画集や絵本を出版していたので、古本屋をまわったりネットで検索して購入しました。


「翼の時間」

作:東逸子
出版社:ミキハウス


特にお気に入りは、「翼の時間」という絵本。

最初と最後にのみ文があるだけで、あとは全部絵のみで語られている絵本です。


個人的にですが、何度も眺めていくうちに、絵でストーリーを伝えるという、表現のヒントが隠されていると感じました。


東さんの絵に惚れこんだ理由の一つが「絵の緻密さ」でしたが、

絵って、ただ上手いだけじゃだめなんだな、ということにも気づかせてもらいました


東さんの描かれる絵、もっと言うと、世界観の表現の仕方が好きです。

こんな世界観を、表現できるようになりたいなぁと憧れますね。

きたのじゅんこさん 色鉛筆が生み出す幻想的な天使たち

3人目は「きたのじゅんこ」さん。


天使や妖精といったモチーフを、水彩色鉛筆を使って繊細に描かれる方です。

東逸子さんとは、また違う神秘的な雰囲気の絵に引き込まれます。


どちらかといえば、少年少女といった、あどけなさの残る子どもと、天使を組み合わせているような印象を受けます。


「色鉛筆で本当にこんな表現ができるの?どうやって描いているんだろう?」

と、想像をめぐらせながら、じっくり眺めていたくなる絵ですね。


「夢の中で en reve」

作:きたのじゅんこ
出版社:サンリオ


きたのじゅんこさんの絵に出合ったのは、本屋さんを巡っていた時に、偶然手にした「夢の中で」という画集です。

何気なく手に取ったのですが、表紙を見た瞬間に虜になってしまい、即購入しました。


きたのさんの、他の画集も購入して眺めるうちに、

「天使というモチーフ1つだけで、こんなにたくさんの作品を生み出せるのか…!」

と感動しました。


もちろん、きたのさんに限らず、他の絵描きさんにも言えることです。


絵描きは、自分の中に生まれた思いや疑問を、さまざまな画材で表現するわけですが、

1つのモチーフを一度描いただけで、「よし、もうこのモチーフは描き切った!終わり!」ということはあまりないので、当然と言えば当然かもしれないですね。


きたのさんも、東逸子さんと同じく、ギリシャ神話やおとぎ話に登場するような、幻想的な絵を描かれていますが、

同じモチーフでも、描く人によって表現方法が違ってくるので、

画集を始めとする、いろいろな絵描きさんの作品を見るのは、本当に楽しいです!


絵は、上手く描ければそれはそれで楽しいですが、

モチーフを自分なりに表現する方法を身につけることで、さらにもっと描くことを楽しめるのではないかと思います。

きたのじゅんこさんのホームページはこちら。

 きたのじゅんこ オフィシャルファンサイト えんじぇるはぁと

まとめ

冒頭でも書きましたが、このお三方は、主に80年代から90年代を中心に活躍された方々ですが、

今でも新しい作品を発表していますし、ホームページでは、カレンダーや原画も購入できるので、

興味が湧いた方は、ぜひチェックしてみてください。



それでは、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。