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【酒井駒子さん】 黒を愛らしさに変貌させる絵本作家

2021年1月14日

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こんにちは、Noraです(^^)/

今日は、私の好きな絵本作家さんについて、語っていこうと思います。


今回は酒井駒子」さん。


絵本よるくまシリーズや、ちいさいモモちゃんの新バージョンで、挿絵を担当されています。


酒井さんの絵は、なんといっても子どもの形がとっても可愛い!

漫画っぽい絵ではなく、程よいリアルな感じの絵柄で、可愛らしさ、不思議さ、ちょっとした寂しさを合わせ持った、

どこかキュンとくる魅力に溢れた絵を描かれる方です。

(※あくまで、私が酒井さんの絵を見て抱いた印象です)

偶然手に取った本にひとめぼれ♥

私が酒井駒子さんの絵に出合ったのは、油彩画を学んでいた大学生の頃。

図書館で、美術系の棚を何気なく見ていた時に、こちらの本を手に取ったのがきっかけでした。


「みづゑのレシピ 『絵本のつくりかた1』」

出版社:美術出版社


この本の表紙の酒井さんの絵に、ひとめぼれしてしまったのです


ちょうどこの頃は、いわさきちひろさんの絵本や画集を眺めたり、

母から、おおた慶文さんの画集を譲り受けたりもしていたので、

学校の課題でも趣味で描く絵も、ほとんど子どもをモチーフにして描いていました。


酒井駒子さん、いわさきちひろさん、おおた慶文さん。

この3人の方は、主に子どもをモチーフに絵を描いていらっしゃいますが、

それぞれ違った描き方で表現されていて、よく模写したり構図や色の配置など、いろいろな部分を参考にしていました。

恋をして、追っかけになった日々

酒井さんの絵にひとめぼれしてから、

私は次々に、酒井さんの絵本や雑誌、挿絵本を買い漁りました。

illustration 別冊 絵本 作家73人の話

「illustration 別冊 絵本 作家73人の話」

玄光社MOOK


本屋さんをうろうろしていた時に、偶然見つけた「illustration 別冊 絵本 作家73人の話」。

Pooka⁺ 酒井駒子 小さな世界

「Pooka⁺ 酒井駒子 小さな世界」

出版社:Gakken


画材屋さんの本コーナーで見つけた、「Pooka⁺ 酒井駒子 小さな世界」。


この2冊は、何度読んだかわかりません。

特に「illustration 別冊~」には、

酒井さんが使っている画材や創作秘話、子ども時代から現在に至るまでの分岐点好きな映画、音楽など、盛りだくさんの内容で、

何度も読み返していくうちに、もっと酒井さんの作品に触れたくなりました。


「Pooka⁺~」には、酒井さんが手がけた絵はもちろんのこと、書き下ろしのおはなしも入っていて、

酒井さんの不思議な世界観に、じっくり浸ることができます。


とにかく当時は (今もですが)、「酒井駒子」という文字を見つけたら、

すぐに本を手に取って、パラパラ眺めて即レジへ行く、という流れで購入し、

家に帰って、酒井さんのページを何十回と読み込んでいました。


今では、表紙が破れたり、手垢がついて汚れたり、ページも色褪せてしまいましたが、

それだけ読み込んできた証でもあると、自負しています。  


ただ壁に飾ったり、箱に保管しておくことだけが、大切にすることじゃないと、個人的には思います。

本の出合いが、画材の出合いを運んできた

アクリル絵の具という画材があるのを知って興味が湧き、実際に使うようになったのも、酒井さんの影響でした。


アクリル絵の具は、油彩画のようにも、水彩画のようにも描ける魔法の絵の具です。

絵の具の乾きも早く、しかも乾くと耐水性になります。


通常油絵具は、完全に乾くまで少なくとも2日以上は待たなければならない、時間をかけて制作するための画材です。


大学生当時、油絵具のゆっくりと乾く性質に慣れず、もう少し早く乾かないかな…と思っていた矢先に、

アクリル絵具に出合い実際に使ってみましたが、塗って数分経つと「え、もう乾いてる!?」というのが、率直な感想でした。


一時期はアクリル絵具にハマり、教授の目の届かないところでたくさん描いたり、

画材屋さんに行って、色見本が入ったカタログをもらってきては、よく眺めていました。

いい思い出です(^^)


どんな画材にも言えますが、

油絵具には油絵具の、アクリル絵具にはアクリル絵具のいいところがあり、

結果的には、どちらの画材にも触れてきてよかったと思っています。


今は油絵具もアクリル絵具も、ちょっとお休み中ですが、

そのうちまた、それぞれを使って絵を描きたいなと思っています。

真っ黒は「怖い」だけじゃなかった

私は子どもの頃から、「真っ黒」が正直苦手でした。

なんというか、単純に怖い?というか…ぞわっとする。

子どもの頃って、大抵の人は暗闇が怖いですよね。あんな感じです。


酒井さんは、絵を描く前に下地として、私が苦手とする黒を塗ってから描いているのですが、

真っ黒を使っているのに、怖さを感じさせないのが、すごいと思います。

寂しげな雰囲気なのに、どこかあたたかくて、愛おしくなるような、そんな絵です。


もちろん、人によっては酒井さんの絵を、ちょっと怖いと感じる方もいるかと思いますが、

少なくとも私は、怖いというより切ない感じがして、とても好きです。

酒井駒子さんのおすすめ絵本3選!

ではここで、酒井駒子さんの絵本で、私が好きなものを3冊ご紹介します。

よるくま

「よるくま」

作:酒井駒子
出版社:白泉社

あらすじ


夜、寝るまえのこと。


男の子がお母さんに、

「よるみたいに、まっくろなくまがやってきたんだよ!」

と、話し始めました。


よるくまはどうして、男の子のところへやってきたのでしょう…?


酒井さんの、初期の頃の絵本です。

よるくまの形といいますか、ちいさくて丸っこいフォルムがすごくかわいい!

ファンタジックだけど心温まるお話で、最後は「ああ、よかったね」という気持ちになります。

特に、男の子がよるくまを抱きしめているシーンが好き。


酒井さんは、今では絵の下地に黒を使っていますが、

初期の頃は、白を下地にして描いていたようで、この絵本もそのひとつ。

白は白で、また酒井さんの絵の違う魅力が出ていて好きです。


ちなみによるくまには、姉妹本的な感じで、こちらの絵本もあります。

「よるくま クリスマスのまえのよる」

作者:酒井駒子
出版社:白泉社


タイトルでもおわかりのように、クリスマスを題材にしたお話です。

こちらも温かくて、愛おしさあふれるお話。

表紙のよるくまが可愛いくてたまりません!

金曜日の砂糖ちゃん

「金曜日の砂糖ちゃん」

作者:酒井駒子
出版社:偕成社

あらすじ


酒井さんの、不思議さ溢れる小さな世界が、

「金曜日の砂糖ちゃん」
「草のオルガン」
「夜と夜のあいだに」

の3編のショートストーリーとして収録されています。


こちらは、酒井さんご自身もお気に入りという絵本。

個人的には、最後のお話が好きです。

どちらかというと、大人向けの印象ですが、

どのお話も、想像力を働かせて、自分なりのイメージや結末をふくらます楽しさがあります。

ロンパーちゃんとふうせん

「ロンパーちゃんとふうせん」

作者:酒井駒子
出版社:白泉社

あらすじ


町で、黄色いふうせんをもらったロンパーちゃんは、

飛んでいかないように、指に括りつけてもらいました。


家に帰ってから、ふうせんと一緒に遊びますが、

突然吹いた風にふうせんを飛ばされてしまい、

悲しくて泣いてしまったロンパーちゃんは…。


こちらは、ロンパーちゃんの、なんとも言えない愛らしい姿が満載の絵本です。


記憶にはなくても、小さい頃はほとんどの人が、身近にあるいろいろなものに話しかけたり、

友達に見立てて一緒に遊んだり、ということをしたのではないかと思います。


「小さい子って、こういうところあるよね」という共感とともに、

お母さんの見守り方が優しくて、それがさらに温かい気持ちにさせてくれます。

そして、幻想的な結末が素敵です。


酒井さんの絵本や挿絵を担当した本は、まだたくさんあります。

図書館や本屋さんで見かけた際は、ぜひ手に取ってみてください。



それでは、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。