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【コピックスケッチ】 全358色の色見本をご紹介!(購入した時の失敗談もお話します…)

2023年11月23日

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こんにちは、Noraです(^^)/

今日は、コピック全358色の色見本をご紹介していきます!


1987年に誕生して以来、日本のみならず世界70ヵ国以上で愛用されている

「日本製のアルコールマーカー・コピック」。

コミックイラスト・ファッションイラスト・建築設計など幅広い分野で大活躍しており、

SNSでも初心者さんからプロの方まで、

コピックを使ってイラストを描いている絵描きさんがたくさんいらっしゃいます。


私が初めてコピックに出合ったのは中学生の時。

いったんは手放してしまったこともありますが、もう一度絵を描き始めて以来いちばん愛用している画材です。

2020年にコピックチャオの旧72色セットA・Bを購入してから全色を集めたい衝動に駆られ、

約2年かけて集めることができました(>ω<)!

約2年の月日をかけて少しずつ集めた
コピックスケッチとコピックチャオ

現在toolsから販売されているコピックには、

コピックスケッチ・コピックチャオ・コピッククラシックの3種類がありますが、

今回はコピックスケッチの全358色をご紹介したいと思います。


あと、全色を集め終えて2年経った今「もっとこうすれば良かった…」と思うことがあるので

こちらも合わせてご紹介します。

これからコピックを集めようと思っている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

おことわり

色見本は、お使いのデバイスによって写真と実物の色味が多少異なります

また、使用する用紙によっても色味が異なる場合がございます

ご了承ください m(__)m

コピックスケッチの簡単なご紹介

ご存知の方が多いと思いますが、色見本をお見せする前に

コピックスケッチの簡単なご紹介をしたいと思います。

転がりにくいデザイン

マーカーの形は楕円形

いい感じに手にフィットして握りやすい形です。

机の上に置いても転がりにくいデザインで嬉しい!

ニブ 筆(ブラシ)&太字(ブロード)

ニブは筆(ブラシ)と太字(ブロード)のツインタイプ。

オプションで細字(ファイン)ニブに取り換えたり、専用の器具をつけてエアブラシのように使うこともできます。

オプション

なめらかな描き心地&高品質なインク

ブラシニブは硬すぎず柔らかすぎずでまとまりもよく、なめらかな描き心地です。

ブロードニブも、太い線・細い線両方ともに引っ掛かりなくきれいに引けます。

コピックの魅力のひとつが

インク同士の混ざり具合いがとても良く、混色やグラデーションもきれいにできること!

このインクの質の良さは、コピックの大きな特徴のひとつです。


コピックスケッチのインクの内用量は約3mlで、3種類の中では真ん中の量。

ちなみにチャオは2.5ml、クラシックは4mlです。


インクの成分は消毒用のエタノールに近いもので、人体への蓄積性などの害はありません。

ただし、色によってはアルコール特有のにおいが強いものもあるので、

気になる方は換気をしながら使うことをおすすめします。

コピックインクで補充できる!

インクが少なくなったら、コピックインクで補充して使うことができます。

マーカー本体を購入したあとにコピックインクを購入すれば、

何度でも使うことができるのも嬉しいポイントですね。

また、コピックインクは紙に垂らして下地を作ったり混色するという使い方もできるので、

表現の幅がさらに広がります。

インクを補充する際の目安

  • スケッチ…1.8ml (約7回)
  • チャオ…1.4ml (約9回)
  • クラシック…2.5ml (約5回)

【コピックの難点】 価格が高い…。

コピックの難点といえば、価格が1本462円と少々お高めなこと…。

学生さんはもちろん、大人の方でもたくさん購入するとなると、ちょっと躊躇してしまうと思います。

物価や原料の高騰化等により、以前よりもさらに敷居が高く感じるようになってしまいましたが、

個人的には高いお金をかけて手に入れても、後悔しない価値があると思っています。

全358色の色見本

冒頭でも言いましたが

色見本は、お使いのデバイスによって写真と実物の色味が多少異なります

また、使用する用紙によっても色味が異なる場合がございます

ご了承ください m(__)m

それでは、全358色の色見本をご紹介していきます!

まずカラーとグレーに分けた一覧表をご紹介します。

やはり358色もあると1ページにまとめるのが大変(^^;(笑)。

ちなみにコピックの色数の総数は、カラーレスブレンダーを含めての色数となります。

カラー 309色

コピックのカラーは全部で12個の色記号があります。

どの色も濃淡や中間色のバランスがよくグラデーションや混色もきれいにできますし、

初心者さんにも扱いやすい薄い色がたくさん揃っているのが嬉しい!


スキンカラーはE系・R系・YR系の3種類が使いやすいかと思います。

イラストを描くたびに、違う色味の肌で塗ることもできて楽しいですよね。

人物の他にも風景、ファッションイラストなど、様々な用途に使うことができます。

グレー&黒・カラーレスブレンダー

コピックのグレーは、

Cool(クール)・Neutral(ニュートラル)・Toner(トナー)・Warm(ウォーム)の4種類があります。

正直なところ実際に色を見るまではどんな違いがあるのか想像しづらかったのですが、

こうして紙に色をのせてみると、わずかながら差があることがわかります。

色の温度差みたいなものもあるのが個人的に大きな発見でした。

2種類の黒

黒は100番のBlackと110番のSpecial Blackの2つ

写真でも肉眼でもそんなに大きな差はないように見えますが、公式の説明によると

100番は青みがかった濃い黒110番はすっきりとした墨黒とのことです。

インクの濃度は100番の方が染料の配合が多くなっています。

【BV】Blue Violet(青紫) 16色

薄い・濃いのバランスがよく、影色や黒の代わりとしても使える色が満載のBV。

私はBV0000とBV000を影色に、BV25とBV29を黒の代わりとして使うことが多いです。

【V】Violet(紫) 18色

どちらかというとシックで落ち着いた色味が多い印象のⅤ系。

Ⅴ000やⅤ12は可愛い感じの色です。

こちらも影の色に使えそうな色が多数あります。

【RV】Red Violet(赤紫) 29色

ピンク好きな私にはたまらない色が多いRV。

可愛い色から大人っぽい色まで揃っています。

個人的に好きなのは、RV00・RV10・RV21・RV52です。

【R】Red(赤) 30色

スキンカラーやリップカラー、差し色として大活躍してくれるR系。

特にR000・R00・R20は肌や頬の色として愛用しています。

R81のピンク感も好き。

【YR】Yellow Red(橙黄) 24色

鮮やかさと優しい印象の色味が多いYR。

こちらもYR0000を肌の色として使っています。

YR30番のようなやわらかい色が大好き。

【Y】Yellow(黄) 20色

ぱっと見、薄い・濃いで分かれているY。

やわらかい色からパキっとした色まで揃っています。

金髪のキャラを塗る時に使える色があるのもいい。

【YG】Yellow Green(黄緑) 24色

植物の緑やファッションイラストに向いている色味が多いYG。

やわらかい色から渋めの色も入っています。

YG11とYG41の色味がすごく私好み!

【G】Green(緑) 25色

自然風景の色を彷彿とさせる緑。

落ち着いた色や濃いめかつ、シックな色味が多い印象です。

【BG】Blue Green(青緑) 27色

透明感あふれる色味がとっても素敵なBG。

青みが多い色と、緑みが多い色とで分かれている印象です。

BG53が個人的にすごく好き。

【B】Blue(青) 35色

BGとはまた違う透明感のある色味の青。

濃淡がひととおり揃っていますが、BGと合わせて使えばさらに綺麗な混色・グラデーションが可能です。

コピックの青系の色は絵描きさんの中でも人気があるイメージですね。

【E】Earth(茶) 53色

イラストのいろいろな箇所の色塗りに適しているE系。

スキンカラーにも、髪の毛にも、目にも、服にも使える、ある意味万能感あふれる色です。

【F】Fluorescent(蛍光色) 8色

コピックの蛍光色は全部で8色。

個人的にFBG2とFB2の色がとても好き。

どれも鮮やかな色なので、ちょっとした差し色に使えそうです。

【C】Cool Gray(クールグレー) 12色

Cool=冷たいの意味の通り、ほんの少し青みがかった冷たさを感じさせるグレー。

4種類の中では一番ひんやりした印象の色味です。

【N】Neutral Gray(ニュートラルグレー) 11色

ニュートラル=中立・中間の、という意味合いのグレー。

クールグレーよりも少し色温度が上がった感じがします。

多くの人が想像する、通常のグレーみたいな感じかな。

【T】Toner Gray(トナーグレー) 11色

ニュートラルグレーに少し暖かさを加えた印象のグレー。

コピックの公式サイトによると、

コピー機のトナーの色に寄せたコピックの開発用途に由来する灰色だそうです。

【W】Warm Gray(ウォームグレー) 12色

Warm=暖かいの意味。

トナーグレーをさらに暖かくした感じの色。

4種類のグレーの中で一番暖かい印象のグレーです。

【A】Black・Special Black・Colorless Blender(黒・カラーレスブレンダー)

先ほども少し紹介しましたが、

100番は少し青みがかった黒110番はすっきりとした墨を思わせる黒です。

ほんのわずかな差なので、お好みで使用するのがいいかと思います。

カラーレスブレンダー

0番のカラーレスブレンダーは

にじみ・ぼかし・白抜き・ちょっとした修正といった、様々な使い方ができます。

私の場合は瞳のハイライトの部分を白抜きしたり、はみ出した部分を薄くして修正するのに使っています。

実際にイラストを塗ってみた


使用した色一覧

  • 肌:
    YR0000・R00・R20
  • 目:
    B32・B18・FBG2・B39・E37
  • 髪:
    E97・E99・Y00
  • 服:
    YG0000・YG41・BG34・R81
  • 影:
    BV0000・BV000

実際にコピックを使ってイラストを塗ってみました。

ちょっとこってりした感じになってしまいましたが、

やはり天下のコピック!塗り心地は最高です!\(^o^)/

色の混ざり具合いもきれいですし、ぼかしもグラデーションもしやすい!

個人的に、スキンカラーとパステル系の色味が多いと塗りやすいので、この点はすごく嬉しいポイントです(*^^*)

コピックスケッチのメリット・デメリット

私の独断と偏見が混ざってしまっていますが、コピックスケッチのメリット・デメリットをまとめてみました。

【メリット】インクの質がトップクラス!

  • 初心者さんからプロの方まで、幅広く使用できる高品質さ。
  • 色自体がとても綺麗かつ、グラデーションも混色も難なくできる。
  • 色の種類が豊富
  • スキンカラーがたくさんあるので、色白キャラや小麦色のキャラまで、幅広い人物を塗れる
  • インクを補充できるので、何度でも使える。

もう語るまでもないですが、何と言ってもコピックは

インクの質の良さ・色同士の混ざり具合いがダントツにきれい!


今までいろいろなメーカーさんのアルコールマーカーを試してみましたが、

混色やグラデーションはコピックが一番きれいにできました。

私の大好きなスキンカラーやパステル系の色が豊富に揃っているのも嬉しい!


最初の方でも書きましたが、コミックイラストやファッションイラスト、風景イラストや建築デザインなど

コピックはあらゆる分野のイラストに大活躍できる優れもの

初心者さんからプロの方まで、お友達や親子で一緒にお絵描きを楽しめるマーカーです!

【デメリット】(いろんな意味で)お金がかかる…。

  • 1本あたりの値段が高く、全色揃えるとなるとお金も時間もかかる。
  • キャップが固く、長時間使っていると指が疲れてくる
  • キャップが緩いと、ニブの乾きが早くなる可能性がある

お金がかかる他に、個人的に感じたのが「キャップ」のデメリット

矛盾したことを書いていますが、それには訳があります。


実はここ最近のこと、コピックで色を塗ろうとキャップを外した時に

ニブが乾いてしまっているものが20本近くありました。


しかしこの時は、

「購入してから2年くらい経ってるし、ニブ自体がちょっと劣化しちゃったのかな~」

くらいにしか思わなかったので、

公式サイトで替えのニブとインクを購入して、しっかり補充してからニブを取り替えました。


ところが、それから1ヶ月も経たないうちに、またニブが乾いてカピカピになってしまったのです…!

「ちゃんとインクも補充したし、ニブもしっかりはめ込んだし、横向きに保管してるのに、なんでっ!!??」

と、焦りと驚きに翻弄されましたが、たぶんこれじゃないかと思う原因のひとつが「キャップの緩さ

カピカピになってしまったコピックのニブ

「キャップの緩さ」という落とし穴に落ちまくり…。

同じ時期に買ったコピックと比較してみたのですが、

ニブがカピカピになってしまったコピックは、キャップの閉まりが比較的緩い傾向にありました。

どれくらい緩いのかというと、

キャップ特有のカチッという音がしない・もしくは音がすごく小さいくらいの緩さ


ブラシニブのキャップが緩いものや、普段使わないブロードニブのキャップが緩いものもあり、

片方がしっかり閉まっていても、もう片方が緩いとそこから乾燥につながってしまうのではないか

という結論に至りました。


あと幸いにも1本だけでしたが、マーカーの本体自体が少しひび割れしていたものもあり、

これもインクの揮発やニブの乾きを促進させてしまう原因になってしまうと思います。

【教訓】「キャップの固さ」と「マーカー本体」も確認して購入すべし!

マーカー本体に問題がある場合は、何度ニブを交換したりインクを補充しても無駄足に終わってしまいます

なので、カピカピになってしまったコピック達は公式サイトで新しく買い直しました。

ちょっと痛い出費になってしまいましたが

原因を特定せずにニブを替え続けていたら、その方がもっとお財布に打撃を与えてしまいます。

買い換えることになったコピック達

全色を少しずつ集めていた時は行きつけの画材屋さんで購入していたのですが、

なにせ10年以上営業しているお店なので、もしかしたら長期間置いている古いコピックもあったのかもしれません。

マーカーの本体をよくチェックしたり、キャップの固さにも注目して買えばよかったかな…

と、ちょっと後悔(;一_一)


キャップが固いと何度も開け閉めするのが大変で、けっこうデメリットに感じますが、

逆に言えばインクを乾燥から守ってくれているということでもありますし、

これを教訓に、もしこの先コピックを購入する機会がある時は「キャップの固さ」も意識してみようと思います。

コピック保管の注意点

これもご存じの方がほとんどだと思いますが、コピックを保管する際の注意点も簡単にまとめてみました。

  • 直射日光の当たらない、涼しい場所で保管する。
  • インクが偏らないように、横向きで保管する。
  • 火気厳禁!

コピックを縦にして保管するとインクが下の方に偏って出にくくなってしまうので、横向きに置くのがおすすめです。

縦置きしていてもしばらくすれば元通りインクは出ますが、使いたいときにパッと出てくれた方がいいですよね。


また直射日光に長く当たってしまうと、マーカー本体がひび割れしたり、退色の原因にもなってしまうので、

ニブの乾きや劣化を防ぎつつ長く使用するためにも、涼しい場所で保管してあげるのが最適です。


そしてニブが乾く以前に、コピックは引火性のインクなので、絶対に火の側で使用したり保管してはいけません!

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まとめ

以上が、コピックスケッチ全358色の色見本のご紹介でした。

後半は注意点や保管方法など、別のことも書いていますが

これからコピックを集めようと思っている方の参考になれば嬉しいです\(^o^)/


それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。